プロローグ
・・・願いは此処に
・・・・数多の人々の願いを叶える万能機
・・・・・戦え
・・・・・・他人は優先するな、殺し合え
・・・・・・・此処で死んだら、もうお終い、命知らずの馬鹿達よ
・・・・・・・・さぁ、戦え。最後に待ち受けるは、最凶の敵
「なんだったんだ?さっきの夢」
授業中に寝てしまうのは良くないことだが、昨日も鍛錬で夜まで起きてたんだ。許せ
そう誰かに弁明してあくびを一つ
「おい、授業中にあくびとは良くないな・・・教科書の123ページを読め」
ああ、目聡い野郎だ・・・渋々立ち上がり教科書を読む
「あめんぼあかいなあいうえお」
「そこじゃねえし!しかも変なギャグするな!アホ!」
教師・・・名前は伏せておこう・・・が素早いツッコミ
「さーせん、______________」
適当に読み始める・・・読み終わると
「よし、カー◯ルサンダース、そこまででいいぞ」
「誰がカーネ◯サンダースだ!」
こいつ・・・ケンタッ◯ー好きだな
「悪い悪い、雨峰士郎、座れ」
くっ・・・こいつ、イラつくな。まぁいい、この糞カーネル先生(仮称)の言う事を素直に受け入れ座る
授業が終わり、家に帰ろうとすると
「おーい士郎!あそぼーぜ!」
後ろから糞ったれがやってくる
「ふん!」
裏拳を鳩尾に叩き込むと
「そんな裏拳じゃ、まだ俺を沈没させる事はできないよ」
手のひらでしっかり押さえていやがった
「五月蝿い黙れ消えろ、死ねとは言わない、遙か宇宙に酸素ボンベなしに逝け」
こう、お調子者で何故か強いこいつの名前は麟瞳奨八極拳の全国大会で優勝をしたこともある野郎だ
一応、俺も全国二位だ
「いやさ、面白いゲーム見つけたんだ・・・何でも、優勝すれば願いが叶うって言う眉唾物だけどさ
今日、俺んちでやろうぜ!」
「断る、死ね」
断固拒否する、怪しい
「郵便物で送っといたから、やってくれよ!」
俺の言葉はすべて無視で、挙句の果てに郵便物で送るだなんて・・・今日の夜やってみるか
そうして奨は、校門から出て、俺の罠に引っかかった・・・勿論落とし穴だ
「じゃあな、奨。頑張って抜けだしてくれ」
こうして、馬鹿なやりとりをした後、落とし穴に縄を投げておいた・・・・だが、俺はそんなに生温くない。縄にはオイルを塗っておいた
「サンキュー、士郎・・・っておわ!」
計画通り・・・ニヤリと笑ってその場を後にした
家に帰ると、またいつもの光景が広がっていた
家は一応広い・・・だが、こいつは
「姉貴・・・起きろ!そして地獄に落ちろ!」
辛辣な怒声と共に自分の姉に蹴りを入れる
「ぐふっ!・・・って何だ、士郎か・・・・やめろ、お前の拳をまともに受けたら私が死ぬ」
「だったら早く起きて片付けろ・・・なんだ?弓で射られたいか?竹刀で面を打ってやろうか?背負い投げをしてやろうか?はたまた全部か?」
軽く脅しをかける
「やめろやめろ、お前の武道の一撃を食らったら死ぬ・・・なにせオール全国二位だもんな?」
その通りだ・・・中途半端に才能があり、中途半端な稽古を積み重ねたら、中途半端な結果しか出なかったわけだ
「じゃあ片付けろよ・・・雨峰桜」
へいへい・・・と親父臭い声を上げて、周りの空き缶・・・もといビールの山を片付け始める
「じゃあ、飯作るから。片付けたら準備してろ」
ぶっきらぼうにそう言うと飯を作る準備をする
飯を食い終わると二回にある自分の部屋に行き、テレビをつける
「速報です___県の___街で行方不明者が出ました、被害者はテレビでゲームをしていた所、忽然と行方を眩ませたようです」
適当に聞き流し、郵便物であったアレを見る
「これが、奨が言ってた奴か」
裏表紙を見るとオンラインで一緒に戦い、一緒に食べ、一緒に暮らすことができる、新世代のゲームらしい
そして、一番目を引いたものは・・・
「願いが叶う万能機?だと」
そう、最後の敵を倒し、世界を救ったものには、最後の願いが何でも聞かれるらしい
「本当に・・・眉唾物だな」
とりあえず、プレイし始めることにした
職業とかは特に無く、スキルを選ぶことができ、熟練度によって攻撃力や、作れるものが変わるらしい・・・スキルは多岐にわたり、戦闘系のソードストライクや、暗殺系の投擲、生活系では
食べ物を組み合わせ、料理を作ることから剣を作る鍛冶スキルもある
キャラメイクでは、好きな色で髪型や服を変えることができ、俺は勿論好きな赤と黒で纏めた
「ゲームスタートだな」
こうして、ゲームを始める事にした・・・・そう、ここまでは良かった。
ゲームをスタートした瞬間、世界が暗転した
プレイヤー一万人到達・・・ゲームの開始をします・・・プレイヤー一万人到達・・・ゲームの開始を
感想、レビューどしどしください
あと、俺は一応、こういうたぐいの小説を読んでいますが
ムフフ・・・てきなかんじなのは
できちゃわないです
宜しくお願いしますw