痛みに振り回された女の話
私は自分でいうのもなんだけど強い
だって痛いのは死ぬほど嫌だから……なのに痛みがないと生きている実感も意味もしない!!
強者との戦闘をしても誰も擦り傷すら負わせてくれない
自らの身体を切る日々はもう嫌だ
痛みだけが私の生きる意味、そして痛みだけが私の恐怖
「どうして誰も私に傷をつけてくれないんだ」
「化け物……お、お前はなんなんだよ!!」
「終わりだ」
「傷をつけてくれないならさぁ、死んでよアンタら」
シュイン
ズバン
「「ギャァァァ」」
「こんなのが帝国一と王国一ってふざけてるの? この程度だったらゴミクズの方が強いよ!! なんなんだよこんなゴミクズ未満が国で一番ってさ、母さんだけだよ私に傷をつけたのは……ねえ帰ってきてよ、あの世なんてぶっ壊して私のところに来てよ」
世界一のやつも宇宙から来たとか言ってたやつも誰も私に擦り傷も負わせてくれない。
もういいやこんな世界……ぜ〜んぶ、ぶっ壊して母さんに会いに行こう。
「そこまでだハイルスティン」
「恐怖で私に触れられなかった父さんに何が出来るの? 邪魔なんだけど。どけないと母さんのところに送るよ」
「あの頃の弱い俺はもういない。今の俺は勇者としてお前の前に立っている……母さんのところに行くのはお前を倒した後だ」
「……へぇ、今の勇者って父さんなんだ。だったら殺しても許されるね」
父さんは私の予想を超えるほど強くなっていた。
ザン
「ありがとう父さん痛いよ」
父さんは私の両腕を切断した。
「でもこんなのだと意味がないよ」
私は何度も痛みを感じれるように再生出来る。
「まさかここまで強くなってるとは驚いたぞハイルスティン」
「本気で来てよ父さん、痛みをもっとちょうだい!!」
その後父さんは私を失望させた、だから殺した。
「はぁ、この世界だともうダメだな。よし新しい世界で痛みを楽しもう」
私は今の世界を即座に滅ぼし自殺した。
「パンパカパーンおめでとうございま〜す!!貴女には次の世界へ勇者として魔王を倒すために転生してもらいます!!」
「その魔王ってのはお前より強いのか?」
「いいえ、私より弱い……で……」
「んじゃお前が私の相手になってくれ」
スパン
「……っ!? 翼が……貴女それで」
パッカーン
「弱すぎて話にならないんだけど」
私より強い天使が管理する世界に転生出来るように勝負を挑みまくった。
「貴女には天使たちの世界では収まるような魂ではないようですね。私たち大天使の世界で転生してもらいます」
私は三人目の大天使マグエルの世界で女奴隷として転生することになった。
「くじの結果がこれなら仕方ないですね。さあいってらっしゃい、楽しい転生ライフを!!(だってこの子手に負えないんだもん。奴隷にして性格を治させなきゃだよ)」
「最高の痛みを味わえるように強くならなきゃな」
「やっぱこの子おかしいよ」
これは私が最高の痛みを味わうための話であり、成り上がる物語である。
おしまい
見つけて読んでいただきありがとうございます!!
お風呂で傷で痛みを感じた時に思いつきました




