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空に属する人々

作者:Gustatolasse
 高校生活も終わりに近づき、どうも自分は世に馴染めないと感じていたら、どうやらそれなりの理由があったらしい。私は空に属するのだという。生まれながらにそうなのだという。しかも世界の大半は土に属しているから、空の面々は孤独に陥りがちなのだという。
 ある時、奇妙な緑色の生き物が、使者としてそれを告げに来て、私をどこか奇妙なところに連れて行った。神殿のような研究所のような奇妙な建物の中で、直感で仲間だと知る者たちと出会い、奇妙な老人から与えられるべき知識を与えられ、私は生まれて初めて、心の底から幸せだと感じた。
 ただし、その幸福を覚えていられるのは、奇妙な緑色の生き物が私の傍にいるたった1日だけのことで、その後は私が空の種族であることも、出会った仲間たちのことも、学んだことも、全て忘れてしまうのだ。そして再び孤独の中で、土の人々のふりをして生きるのだ。
 私は、ふとしたことから、たまたま、あの変な生き物のことを思い出した。だから急いでその記憶をここに綴ることにする。おそらくは苦しんでいるはずの私の同朋が、これを読んで何かを思い出さないとも限らないから。
I
2019/05/15 19:00
2019/05/15 19:00
2019/05/16 19:00
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