台風(二百文字小説)
「もしもし、母さん?」
「お前かい。どうしたんだい?」
「台風が近づいているので、避難する必要があるから、振り込んで欲しいんだ」
「そうかい、大変だね。気をつけて避難するんだよ」
「ちょっと! 切らないでよ。振り込み、してくれるんだよね?」
「無事に避難できたら、振り込むよ」
「それじゃ遅いんだよ! 避難生活するための必需品が欲しいんだよ!」
しかし、すでに母は通話を切っていた。息子は仕方なく受話器を置いたそうな。
「もしもし、母さん?」
「お前かい。どうしたんだい?」
「台風が近づいているので、避難する必要があるから、振り込んで欲しいんだ」
「そうかい、大変だね。気をつけて避難するんだよ」
「ちょっと! 切らないでよ。振り込み、してくれるんだよね?」
「無事に避難できたら、振り込むよ」
「それじゃ遅いんだよ! 避難生活するための必需品が欲しいんだよ!」
しかし、すでに母は通話を切っていた。息子は仕方なく受話器を置いたそうな。
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