第九話 ゴブリン達の進んだ道
久々の更新なので設定とかやや忘れ気味です。
【村長宅】
「・・・・・・というわけでゴブリンが降参して作物などを盗らないと約束してくれました」
「成る程・・・で、何で村の中にゴブリンが居るのだ?」
「それが・・・」
【ゴブリンの巣窟】
「参りました!もう二度と作物は盗りません!」
「分かれば良いわ」
「それで・・・罪滅ぼしに何か手伝いをしたいなぁ・・・と
「んー、村長に聴いてみるから誰か来て」
「それなら・・・おい!お前!お前だよ、そこのお前!ちょっとそこの姉貴と一緒に行け!」
「え?姉貴・・・?」
「・・・!しまったあああああぁぁぁ・・・」
【村長宅】
「・・・・・・ということです」
「う、うむ・・・まぁ、反省しておるし、この村は働く者は身分に関係無く大歓迎だからな。良いだろう」
「だって。直ぐに報告に行ってきなさい」
「その必要は無い。何故なら・・・俺がもう来ているからだ」
「確かに来る準備はしてと言ったけど・・・速くない?」
「その分、やる気があるということじゃない?」
「報酬は店に送ってある。帰り道は気を付けるように」
「それじゃあ、戻りましょうか」
こうして、私達の初依頼は無事成功した。
店に帰ると祝福され、その夜はパーティとなった。
店主に聴くと初依頼の際は必ずやるらしい。
翌日、二日酔いになったとは言うまでも無かった・・・。
【???】
「議長、・・・・・・に蛮族の大群が結集しているようです」
「うむ、何時でも籠城戦が出来るように準備をしてくれ」
「了解です」
「・・・また来るというのか。何時、大破局が起きてもおかしく無いな。・・・ここは一つ、賭けに出るべきか?」