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生き転じて冒険者  作者:
第一章 村を襲うゴブリン集団
5/9

第五話 色々残念な山賊達

私達は今、「ホクトウ村」へ徒歩で向かっています。

歩きながら信頼関係を築き、深めている最中・・・。


「おう、姉ちゃん達。有り金全部置いてきな!」


草むらから山賊が飛び出して来たのです。

当然山賊ということは分かっている、というか誰でも分かるので・・・。


「あんた達にやる金何か無いわ、痛い思いをしたくないならさっさと退きなさい」

「兄貴!やっちまいましょう!」

「おう!お前ら、かかれぇ!」


お決まりの展開で戦闘が始まりました。


「・・・・・・」

「翠?どうかした?」

「あの山賊、武器の持ち方が素人気味。大した相手じゃ無いかも」

「確かにね、私も剣を持ったことは無いけど確かに構えが素人ね」

「ならやることは一つ、さっさと倒して村に向かう、さて、やるわよ」


私達が戦闘態勢に入り、戦闘が始まった。


「うらぁ!喰らえ!」

「おっと、当たってやるわけにはいかないね、お返し!」

「ふぐぅ!?」


山賊Aが見事にカウンターを喰らうのを見て山賊Bは、


「だからお前は未熟なんだ!攻撃はこうするものだ!太刀の女、喰らえ!」

「せいっ!盾を持っていなくてもガードは出来るものよ?」

「!?太刀はそんな使い方じゃないだろ!」


予想外のガードで弾かれる山賊B見て山賊リーダーが、


「だが、お前らがそいつらの足止めしてくれたから魔法使いに攻撃出来るぜ!うらぁ!」

「甘い・・・『睡魔の誘い(アークスリープ)』」

「うっ・・・急に眠気が・・・zzz」

「「ア、アニキィィィ!」」

「トドメ、『大地の・・・」

「し、失礼しましたぁぁぁ!」


山賊二人はリーダーを担ぎ町へと逃げていった。


「ったく、練習にもならない相手だったわね。山賊リーダーが魔法使いへ猛攻を仕掛けた時はどうしようかと思ったけど」

「あれは想定内だった、すぐ逃げていったのは驚いたけど」

「あの山賊、また現れそうな気がするわ。今後警戒して損は無いかも」


今、余計なことを言ってしまったと後悔していた。

というのも私の勘は良く当たるのだ。

そんなこともあって半日、「ホクトウ村」へ着いた。

さて、村長は何処に居るのか・・・。

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