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生き転じて冒険者  作者:
第一章 村を襲うゴブリン集団
4/9

第四話 冒険者パーティ結成

私は小鳥の鳴き声で目が覚める。

一瞬、違和感に襲われたが転生したことを思いだし落ち着く。

宿の一階に行ってカウンターに座ると女将のアドさんが話しかけてくる。


「おはよう、朝御飯を用意するから依頼については少し待っててね」


数分後、朝食が置かれる。

献立は食パンにサラダ、代金は払わなくても良いらしい。


「いただきます」


その一言と共に食べ始める。

献立が献立なので十分もしない内に・・・


「御馳走さまでした」

「それじゃあ、依頼の話をするわね」


アドさんが一呼吸入れてから再び口を開く。


「今日来ている依頼はこの町から北東に半日で行ける集落からね。今依頼書を渡すわ」


依頼名:ゴブリン退治

難易度:F

依頼者:ホクトウ村の村長「ホクトー」

内容:毎日のようにゴブリンが襲撃してきて畑の作物を盗まれたりと迷惑なので何とかしてください。

報酬:300F



※ゴブリンとは?※

妖魔モンスターの中では最も弱い。

だが、それは単体での話で集団になると非常に厄介。



※難易度とは?※

クエストの難しさ。

F、E、D、C、B、A、S、EX、∞の9段階があり、上位の依頼を受けるには試練に合格するか一部の人に認められる必要がある。



「ただ、ゴブリンが集団の可能性があるからあまり一人で行かせたく無いのよね・・・せめてパーティが組めたら・・・」



※パーティとは?※

3~5人で組むチームのこと。

ほとんどの依頼はパーティを組むことが前提となっている。



「その話、乗ったぁ!」


威勢の良い声と共に窓から入ってきたのはグラップラーだった。


「あら?冒険者志望かしら?」

「えぇ、入るパーティが無くて途方に暮れてたら一人の冒険者がこの宿に入ったと聞いてね」

「それじゃあ、名前と・・・」


アドさんが名前を聞こうとしたとき、ドアが開いた。


「あの・・・碧の棘間亭ってここですか?」

「えぇ、貴方も冒険者志望かしら?」

「はい、(みどり)と言います。魔法使いです」

「私は(あかね)、グラップラーだよ」

「翠ちゃんに茜ちゃんね。はい、登録完了したよ」

「で、貴方は?学生さんに見えるけど」

(あおい)です。このセーラー服は防具加工してあるの」

「成る程ね、動きやすいように工夫されてるし良いわね」

「はいはい、依頼はどうしたの?後、翠ちゃんも積極的に話しなさいな」

「は、はい」

「それじゃあ、早速「ホクトウ村」まで行く?」

「行きましょうか」

「気を付けてね、貴方たちがこの宿唯一の冒険者だからね」


どうやら近くにスラム街というのは響いていたようだ。


「じゃあ、行ってくるね」

「行ってらっしゃい」


こうしてパーティを結成し「ホクトウ村」へ歩み始めたのだった。

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