#4 ・・・魔法
「えっとね・・・。まず、元素・・・って、分かる?」
「元素か・・・。元素って言われて思い出すのは・・・火、水、風、地、だな。」
「ご名答。・・・・・あら?何もおきないわね?普通は自分に合った元素を思い浮かべたとき、その元素にあった魔法が放てるはずなんだけど・・・」
俺も多少のゲームはやっている。
ほかの元素っていったら・・・雷とか?
いやいや!ないない!念じるだけで雷ドーンとかありえない!
ピシャアン!
自分の左手に電流が走った。
「うぁ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「落ち着いて!大丈夫、落ち着いて、目をつむってみて?」
ゆっくりと目をつむり、心を落ち着かせる。
震えていた左手がゆっくり落ち着いてくる。
完全に止まったあと、左手を見てみる。
左手の血管が青く光り、手のひらに雷をかたどったような紋章がついていた。
手の周りにはプラズマも発生している。
「あら、すごいことになったわね。」
「こいつは・・・?」
「魔法を使えるようになると、体の一部に魔法陣が出来るの。あなたは、外から来たから、そんな風に手が真っ青になったのかもね。」
「適性がない・・・みたいなかんじか。」
「そーいうこと♪」
「うぅむ・・・。」
・・・それよりもまず・・・。