残された二人
5話です。
どぞどぞ〜
クレアとルークはお客用の部屋で寝る準備をしていた。
「うわ〜、吸血鬼の城にお泊まりなんてすごいです! 僕は家族に絶対このことを話し続けていきますよ!」
確かに部屋は豪華だった、私もこんな部屋に泊まったことがないのでウキウキしていた。
『ルークの家族ってどんな人達なの?』
するとルークは、顔を落とした。
「僕に……、家族はいないんです……。ですが! 村の村長さんを僕は祖父のように思ってます。それに、これからできる家族だっていますよ! きっと!」
『これからでする家族か……』
「クレアさんこそどんなご家族なのですか?」
『え……、私は……』
こんこん
ドアをたたく音がした。
『はーい』
クレアはドアを開けた。しかしそこには誰もいなかった……。
「う……!」
後ろからルークの苦しそうな声が聞こえた。後ろを向くとそこには、足が宙に浮いて首に何か巻き付いたものをとるような仕草をしているルークの姿があった。
『ルーク!?』
すると、だんだんルークのからだが消えていっていた。
「に……げ……t」
言い終わらないうちにルークの姿は消えていってしまった。
『ルーナ! ルーナ!』
クレアはどうしていいのかわからず、ルーナの部屋のドアをたたいた。
「どうしたの……?」
ルーナは眠そうだ。
『ルークが、ルークが……! 急に苦しみだしたと思ったら消えちゃったのよ!』
クレアはもう泣きそうだった。ルーナもクレアが泣きそうなのを見るとただ事ではないと思い、真剣な顔つきになった。
「落ち着こう……、泣いてもルークは帰ってこない……」
『そうだね……』
「にしてもうちに忍び込むなんて……、相手はすごい奴かもしれない……。お父様に報告しよう……」
ギースさんの部屋は特別大きかった。やはり城のもち主だからかな?
「お父様……、夜分遅くにすみません。お話ししたいことがあるのではいってよろしいでしょうか?」
ルーナがそういったものの返事がない……。
「お父様すみません……、入らせていただきます……」
中に入ると、人の気配はなく部屋は真っ暗だった。
「そんな……、お父様がいない……。いつもならこの時間はこの部屋にいるはずなのに……」
ルーナは困惑している様子だった。クレアは部屋の周りをうろちょろしていた。すると、あるメモを見つけた。
[主人やメイド、犬人間はこちらで捕まえている。釈放してほしくば、地下までこい]
血文字で描かれていた……。
「そんな……、ミリアンまで……」
ルーナはもう、悲しみを抑えきれそうになかった。クレアはそんな彼女を抱きしめることしかできなかった……。
『よし! ルーナ、いこう! 必ず助けよう。だから泣かないで、私に地下までの道を案内して』
「うん……」
二人は地下へ向かった。
地下へいったとこまで書きたかったんですけど
ちょっとごちゃごちゃしてるかなと思ってw
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