森の守り神
今回は2、3話で終わる程度の長さの話です。
ドラキュラ城を出発したクレア達はルークの村に行くため森のなかを歩いていた。
『そういえば、ルークの村ってどんなところなの? 私ルーク達に会うまではホルストの存在なんて知らなかったから教えてよ』
「そうですね~。普通の人間の村と大して変わりませんよ。みんなのんびりしていて……。あっ、でもちょっとのんびりしすぎてる時もありますけどね…」
ルークはちょっと照れたように言った。
『「(ルークの村だから、ルークみたいなのでいっぱいなのかな……?)」』
ルークを見ながらルーナとクレアは思った。
そうやって森のなかをすすんでいる三人を見つめる一つの影があった……。
『「「(何かついてきてる……」」』
しかし、それは三人にバレバレであった……。
『(どうする……? 何かついてきてるよ?』
クレアは小さな声で二人に言った。
「(何も仕掛けてこないってことは敵じゃないんじゃないですかね?)」
「(でも、様子をうかがって襲ってくるかもしれない……)」
『(じゃあ、ちょっと走ってみようか……)』
『「「せーの!」」』
一斉に走り出したクレア達を焦って追いかける影。すると、とこからともなくルーナの使い魔となったウルルが現れその黒い影をしっぽでとらえた。
「ウルル! いつでてきたの……?」
「ご主人様が怪しいと思っておられるのなら私が捕まえてしまえば早いじゃないですか☆」
ウルルの活躍に驚きながら、ウルルのしっぽでうごめいているものを覗き込んだ三人。その小さいものはウルルのしっぽで思いっきり縛られているため声も出そうにない。それを見かねたルーナがウルルに言った。
「ウルル…、離してあげて……」
すると、ウルルはあっさり離してくれた。主人への服従心はとてもあるようだ。ウルルが離したその小さいものはクレア達を見ると叫んだ。
「おい! この偉大な森の守り神様のダグ様になんてことしやがんでぃ!」
よく見ると、黄色い肌に緑色のぼさぼさの短い髪、翡翠の色の目で少し親父顔の肩に乗るくらいの生き物がたっていた。
『あんたなに? 私たちのことさっきからずっとつけてたでしょう!』
クレアが多少キレ気味に聞いてみると、向こうもキレたように話しだした。
「俺の森を最近荒らしてんのは、おめぇたちだろう! 俺の森の木の実を食い荒らしたり、魚を大量に捕っていったり、鳥をとろうとして石を投げたり……、全部おめぇ達だろう!」
相手があまりにも本気なため三人は少し呆然としていたが、クレアがすぐわれに帰って言い返した。
『ちょっと待ってそれは私たちじゃないわよ! 私達はちゃんとギースさんからもらった食料でずっと食べてきたわよ!』
「じゃあ、誰がやったんだって言うんでぃ」
クレアも頭にきた。
『それなら、私達が見つけてくるわよ! それで満足!?』
そういうとクレアは足早に去っていったそこにあわてて二人もついていった、すると小さな守り神までついてきた。
『なんであんたもついてくるのよ!』
「もしお前が犯人だったらここで逃がしてたまるかよ!」
「まあまあ、クレアさん。ダグさんもこの森を大切に思ってのことでしょうし…」
そういうと、クレアも観念したらしくおとなしくなった。
「じゃあ、まずどこら辺に犯人がでたのか分かりますか?」
探偵が大好きなルークはなかなか体験できない犯人探しに目を輝かせてダグから話をを聞いていた。
「森の動物達によりゃあ、よく木の実のなる場所に現れるって話を聞いたな…。ちょうどこのくらいの時間だった気がするぞ」
『じゃあ、早く行ってみよう!』
歩いていくと、木の実のたくさんなった場所へたどり着いた。すると、向こうから物音が聞こえた。
『(隠れてみよう…)』
クレアが小さい声で呼びかけみんなを隠れさせた。そして音のなる方へと近づいてみると、なんとそこにいたのは、
『(前忍び込んできた泥棒! 名前が思い出せないけど……)』
名前を思い出してもらえない泥棒達の運命やいかに!
はいw
これでちゃんと名前がわかったあなたは作者よりちゃんと読んでますw
正解はビューン・クラックとプワム・コッタですw
作者も一瞬じゃ名前がでてきません。