旅の目的
遅くなってすみません!
パソコンを長時間使えなくて、、、
では、書いていきます!
『あれは私の大切な人からもらったものなのよ!』
クレアは焦っていた。クレアの初めての姿にみんな戸惑って、誰も口を開こうとしなかった。そのときやっとのことでルークが口を開いた。
「クレアさん…、そのペンダントはクレアさんにとってとっても大切なものなんですよね? どういったものなのか話してくれますか?」
クレアは、少し迷ったようだが重い唇をあげた。
『あのペンダントは私のお父さんがくれたものなの…』
==========数年前============
『おとーさーん! おはよー!』
「ああ、クレア…。今日も元気だね』
『うん! お父さん! 今日は村の方にいくんでしょ? 早く行こうよ!』
私はお父さんと二人で山のなかで暮らしてた。たまに買い出しとかで山の麓の村までおりたりしてた。
『村長さん! おはよう!』
「ああ、おはよう、クレア」
『ねえ、お父さん。向こうのお店を見てきていい?』
「ああ、いいよ。いってらっしゃい」
「クレアは大きくなったな…、昔お前が拾ってきた時はびっくりしたが……」
そう、私は捨て子だった。お父さんは、森のなかで私が捨てられているところを見つけて、ずっと育ててくれていた。それを知ったのは大分あとだったけどね…。
「あの子は、いい子に育つぞ。わしが保証してやろう」
「ええ、あの子がこのまま育ってくれることを願っています」
そうやって私はあたたかい人達のなかでずっと育ってきた。でも、それも長くは続かなかった。
==========数年後==========
『お父さん! おはよう!』
「おはよう、クレア。ちょっと頼みたいことがあるんだが…」
『ん? なに?』
「実は村までいって、この手紙を村長さんに渡してもらいたいんだ…」
『わかった! じゃあ、いってくるね!』
「ちょっと待ちなさい…。これをお前に譲ろう…」
それがあのペンダントだった…。お父さんが大事にしてることは知ってた。だから、急にくれるのは不思議に思ったけど、私もそのペンダントが欲しかったから嬉しさの方が大きかったの。そのとき気づくなんて無理だっただろうな…。
『村長さん! お父さんが手紙を村長さんにって!』
「手紙…? そりゃまたなんでだろうな…」
村長さんが手紙を読んでいるうちに、顔が青くなるのがわかった…。
「急いで、家に帰るんじゃ! わしも村のものと一緒に行く!」
私は何のことかわからなかったけど、大変なことが起きていることはわかった…。そこからは、一生懸命走って戻った。家に着いた頃には家は空っぽだった……。
『どうして……』
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『そして、村長さんたちがきて、お父さんがいないことがわかると皆暗い顔になった。村長さんがもらった手紙には、自分はここを出て行くからクレアを頼むという手紙だった。それから私は村長さんのところで育てられた。そして私は決心したのお父さんをみつけるって……、でもそのための唯一の手がかりだったペンダントをなくしちゃった…』
これまで、暗い顔をしていたルークが少し笑った。
「話してくれてありがとうございます」
するとルークは少し考えて言いった。
「うちの村に不思議な力を持つといわれているおばあさんがいます。そのおばあさんなら力になってくれるかもしれません!」
するとクレアの顔が少し明るくなった。
『本当!? 連れて行って!』
「タータ族のモルドットおばばですか……。あの人ならもしや……。私はノーマルな術はあまり使えませんからね……」
ギースさんも納得したようにいった。話の破片しかわからないルーナもなんとか話を聞いてるようだ。
「でしたら、お二人がすぐに出発できるように準備をしましょうか!」
ミリアンも明るい顔に戻って、話してくれている。
『ありがとう……』
最初はこんな感じにするつもりじゃなかったので矛盾してるとこもありますので指摘して下さい。