表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユキノ・ホワイティアの受難〜黒髪・黒目の安心感たるや。でも、以前の私みたいで心配。〜  作者: 白砂 進 @連載準備中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/3

ジョルノ・ブラウン伯爵とは

どうやらこのジョルノ・ブラウン伯爵は、中々の大怪我をしながら、この社交パーティーに来ていたらしい。


治癒術師によると、服の下は包帯でぐるぐる巻きだったとか。血は止まりかけだけど。


騎士であるジョルノ・ブラウン伯爵のことだから、

魔獣討伐による怪我ではないかとのこと…。


なんで、こんな状態でお見合い社交パーティーに来てるのこの人!?!?


そんなに、伴侶を見つけたかったのかな?

意外と恋愛脳とか?

私には分からないわ〜。

ただ、この黒髪、今は見えない黒目は懐かしい…。

少し、肩の強張りがゆるんでいくのを自分でも感じる。

緊張してたものね、私。


「うう…。」


お!


やっと起きたのね。件の伯爵は。


「ここは?」

「救護室よ。ブラウン伯爵、記憶の方は…?」

「まだ、くらくらしてなんとも…。」

「ああ。鼻血を出されて倒れたので、貧血かもしれませんね。」


そういえば、服の下も怪我の出血があるんだから、そりゃそうよね。

貧血の症状が出るかもね。


「鼻血か…。格好つかんな…。」

私の顔から、視線を天井に向ける伯爵。


「魔獣にやられたのならまだしも…。」

はぁ。と、ため息一つも漏れる伯爵。

血といい、ため息で逃げるといわれる幸せといい、足りないものばかりの方ね、この人。大丈夫かしら。


「それで、あなたは?」

「私はユキノ・ホワイティア。

誰かと言い争いして、鼻血を出して、ぶっ倒れたあなたを、救護室に運んで、えーと、治癒術師に状況説明して、今あなたに説明をすることになったものです。ははっ長いわね。」


長ったらしい説明に面白くなってきちゃった。


「それで、ブラウン伯爵。改めて、今のお加減は?」

大丈夫ですか?と問いかけてみると、

何故か目を大きく見張っている伯爵。


少し慌てた様子で、何かを誤魔化すように、

「あ、ああ、大丈夫だと思うが、もう少し横になってから帰るとするよ。」と一言。

確かに、こんな状態じゃね。

他人事でも心配なので、是非そうしてもらおう。うん。


「それで、ブラウン伯爵。一つ聞いてもよろしいですか?」

「なんだ?」

「何故、そのような体調不良の状況で、今回このパーティーに参加されたのですか?」

「…上司命令に何も言えなくてな…。」


苦労してるなー!と白田雪乃(27歳)、ブラック企業勤務の感情と感想が真っ先に飛び出た。


それと、

「もっと、ご自身の事を大切になさって下さい。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ