表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兄が遺した光と影~28歳の叔父と15歳の姪の秘密~  作者: MCdragon


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/13

第八章:禁断の熱

この日以来、二人の関係は、密室の愛の形を帯び始めた。

夜、真美が「怖い夢を見た」と言って、俺の部屋に来ることがあった。

俺は、決して、真美の部屋には行かない。

あくまで、真美が俺を求めてきたという事実を、俺自身の、最後の言い訳として残しておきたかったからだ。

真美は、躊躇なく、俺のベッドに潜り込んできた。


「……一人だと、眠れないんだ」


俺たちは、二人きりで、一つの布団の中にいる。

俺の体は、真美の温もりと、甘い匂いに包まれて、火照っていた。

最初は、ただ隣に寝ているだけだった。

背中合わせで、互いの存在を確かめるだけ。

だが、その状態が、かえって、俺たちの欲望を増幅させた。

ある夜、俺が寝返りを打つと、真美が、俺の背中に、自分の体をぴったりと寄せてきた。

真美の胸の柔らかさが、俺の背中に触れる。


「真美……」

俺は、堪らず、真美の名を呼んだ。

真美は、俺の首筋に、熱い息を吹きかけた。


「おじさん、あったかいね」


その夜、俺は、理性を失った。

俺は、振り返り、真美を抱きしめた。

それは、兄の代わりとしての、慈愛の抱擁ではない。

一人の男が、一人の女性を求める、激しい、禁断の抱擁だった。

真美は、それを拒まなかった。

むしろ、彼女の体は、俺の抱擁に応えるように、積極的に、俺に絡みついてきた。

俺の唇は、真美の額、頬、そして、その柔らかい唇に、触れてしまった。

初めてのキス。

それは、罪の味、蜜の味、そして、激しい、自責の念の味だった。

真美の口から、微かな、しかし、明らかに快感を示す声が漏れたとき、俺は、自分のしていることの罪深さに、打ちのめされた。


(ダメだ。俺は、真美のすべてを、壊してしまう)


俺は、真美の体を強く抱きしめ、その熱を、自分自身の熱で、押し殺そうとした。


「真美……、すまない。俺は……」


真美は、俺の胸に顔を埋め、震える声で言った。


「……全部、分かってる。でも、おじさんが、いないと、私、生きられない」


その言葉は、俺の罪悪感を、一瞬にして、深い感動へと変貌させた。

彼女の切実な愛と、深い孤独が、俺の理性を、完全に沈黙させたのだ。

俺たちは、お互いの孤独を埋めるためだけに、この禁断の関係に、堕ちていくことを選んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ