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兄が遺した光と影~28歳の叔父と15歳の姪の秘密~  作者: MCdragon


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第五章:禁断の影

翌朝、真美は何事もなかったかのように振る舞った。

朝食はいつも通り静かで、会話もなかった。

だが、その沈黙は、これまでの静けさとは違った。

それは、二人だけが共有する秘密、触れてしまった事実が生み出す、張り詰めた沈黙だった。

その日以来、真美は、俺に対して、無防備な隙を見せるようになった。

ソファで眠る俺に、ブランケットをかけてくれる。

俺の部屋着を、丁寧に畳んで置いていく。

そして、時折、俺の目を、ただ、じっと見つめる。

その視線は、純粋な姪の視線ではない。

そこには、一人の女性として、俺を試すような、挑発的な何かが宿っていた。

俺は、常に自己嫌悪に苛まれていた。

真美が求めているのは、亡き父親の温もりだろう。

俺はその代用品でしかない。

それなのに、俺の欲望は、それを純粋な愛情として受け止められず、肉体的な愛情へと昇華させようとしていた。

俺の仕事はデザイン。

いつもは繊細で洗練されたラフを描くのだが、最近は、描く線が乱れ、色彩が激しく、官能的な曲線ばかりを追ってしまう。

それは、真美という存在が、俺の生活と、そして、俺の創造性までをも、禁断の熱で侵食し始めている証拠だった。

ある日、真美が制服のスカートの丈を、わずかに短くして履いていることに気づいた。


「真美、そのスカート、少し短くないか?」


俺は、注意するつもりで言った。

真美は、俺を真っ直ぐに見つめ、微かに微笑んだ。


「おじさん、気づいた?……これ、流行りなんだよ」


その微笑みは、俺の注意を、まるで無効化する魔法のようだった。

俺が彼女に抱いている感情に、彼女自身が気づき、それを利用し始めているのではないか。

そう思うと、俺は自分の浅ましい欲望以上に、真美の心の成熟と、その深さに、戦慄を覚えた。

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