くもりガラスの前に
震えた指先かくすように
窓の外は雪へと変わる
テーブルにはふたつのグラス
恋を語るなら
まだ時間もココロの準備も
足りないところ
約束の時間はもう過ぎてしまった
あと少しだけ・・
引き止める思いは
キミの何処につながるんだろう
明日には、
それとも
もっと先のこと?
未来はわたしの近くには
ないのかしら
窓の外
いつの間にか
曇って見えなくなった
手さぐりの恋なら
それでもいいけれど
答えを出すとしたら
くもりガラスの前に
出さないといけなかったね
いまさらだけど
もっと、ためらう前に
キミにやさしさを求めたかったから
涙とは別のモノを見つけたら
それに置き換えてみる
そこから始まる恋が
どんなふうになるのか、
まだ知らないところだけど
キミには尋ねてみたい




