スキルのデメリット克服!? 俺、冷やせば最強!!
※この作品はAIによる構成補助を受けています
「よし、やるぞ!」
ギルド訓練場に集まったアストたち。
「スキルのデメリットを克服するために、まずは試すしかねぇ!」
アストが拳を握ると、ジーク・バルハイトが腕を組んだ。
「つまり、冷やせばいいんじゃね?」
「それな!」
「いやいや、それで解決するなら苦労しないでしょ!」
セリア・ストラウスがツッコむが、アストはすでに バケツを持っていた。
「とりあえず、水をかぶるか!」
「おい、何の準備もなくやるな!!」
セリアの叫びを無視し、アストは バシャァァッ!!! と頭から水をかぶった。
「おお!? いい感じかも!!」
水が熱を奪い、身体がクールダウンされる感覚がする。
「よし、《赫灼の歪》発動!!」
──シュウウウウ……
水が一瞬で蒸発した。
「……あっ」
「……」
「意味ないじゃない!!!!!」
セリアがツッコミを入れた。
「おかしいなぁ…もっと持つと思ったんだけど」
「そりゃ、あれだけ熱が出るなら当然でしょ!!」
⸻
「なら、氷魔法で冷やせばいいんじゃない?」
イリス・ヴァルトが提案する。
「ちょうど、ギルドに氷魔法使いがいるみたいだし」
⸻
ギルドの魔法訓練場
「ふむ、面白い実験だな」
協力してくれることになったのは、ギルド所属の魔法使い・ルーク・アイゼン(Luke Eisen) 。
「じゃあ、スキル発動と同時に冷やしてみるぞ」
「よし、頼む!」
アストは再びスキルを発動。
「《赫灼の歪》!!」
──シュウウウウ……
体温が上昇し始めた瞬間、ルークが氷魔法を展開。
「《フロストコーティング》!!」
冷気がアストの体を包み込む。
「おお! いい感じだ!!」
しかし──
「……あれ? 体が…動かねぇ?」
「えっ?」
「いや、寒すぎて筋肉が固まったんだけど!?」
「……」
「意味ねぇ!!!!!」
またもセリアのツッコミが炸裂する。
「なるほど、適度な冷却が必要みたいだな」
イリスが冷静に分析する。
「つまり、熱がこもりすぎず、冷やしすぎない絶妙なバランスが必要ってことか…」
「……めんどくせぇな!!」
アストが頭をかきむしる。
⸻
「なら、戦い方を変えるしかないな」
ジークが腕を組んで言う。
「戦闘中ずっとスキルを発動し続けるから、熱がこもるんだ」
「なるほど、ON/OFFを短時間で切り替えれば、そこまで熱くならない?」
セリアが考え込む。
「あるいは、最初は温存して、ラスト5分でフルパワーを使う ってのは?」
「それだ!!」
アストが拳を握った。
「つまり、最後の5分だけ超本気で戦えばいいんじゃね!?」
「いや、そう簡単に言わないでよ!!!」
セリアが頭を抱えた。
⸻
「よし、次のダンジョンで試してみるか!」
「だから慎重にやれって言ってるでしょ!!」
セリアの叫びを背に、アストは意気揚々とダンジョンへ向かうのだった。
次回、実戦テスト! 果たしてスキルを制御できるのか!?