第38章 旅行記(1)~エジプト編~
だいぶ間が空いてのアップです。
昨年(由美子の読書感想文~悪魔に魂を売った人々編~)では村上先生がイタリア旅行について尋問(?)を受けていましたが、今年の生け贄は前校長先生の姥貝先生のようです。うっかり、お土産を教務室に届けようとして由美子と通子につかまってしましました。どうやらエジプトやトルコに旅行に行ったらしいのですが・・・。
第38章 旅行記(1)~エジプト編~
夏休みも後半。いつものように学校に通ってきたけど、あれっ、教務室に前の校長先生だ。おっと、通子の方が先に抱きついた。
「せんーせ!お久しぶりです!」
前校長の姥貝先生は万歳して固まった。
「通子!、先生困ってらっしゃるよ。お久しぶりです。先生、お元気でしたか?」
「いや、ちょっとお腹の辺りにしがみつくのはちょっと・・・、」
「あっ、通子。ストーップ!」
まるでロボットのように通子が姥貝前校長から離れる。
「先生、どーたの?」
「いや、まだお腹の調子がちょっと・・・。」
「先生、ごめ~ん。でも、どうして学校に来たのかって聞きたかったの・よ。」
と、言いつつお腹をドーン!
姥貝前校長は慌てて教務室を出て行った。
・・・・・・・・・・・・
「失礼した。」
「先生、大丈夫ですか?通子が失礼しました。」
「いや、実はエジプトで食中毒に・・・。」
「えっ!エジプト?校長先生、エジプトに行かれたんですか!?」
由美子の目の中に星がきらめきだす。
「ああ、今日はお世話になった先生方にお土産をと思って。」
「コーチョーセンセ!私たちには?」
「当然、用意してない。ごめんな。(想定外だもんな)」
ところが、目がらんらんとしている一人に気付き、思いっきり引く・・・。
「セーンセッ!(この言い方、通子のがうつったかも)」
そばに居た村上はもう繭の中に入った。(やばっ、昨年のイタリア旅行の二の舞か)
「ねえ、姥貝校長先生。」
「校長先生は今、新崎先生だから、姥貝でいいよ。」
横から通子が口を出す。
「うばちゃんね。」
「あの、姥貝校長先生、エジプトに行かれたんですか?」
「いや、メインはトルコだったんだけどね。」
「トルコですか?」
「おっ、私トルコアイスとケパブ食べたことある!」
「あら、通子さん、よく知ってるね。」
「トルコ料理って世界三大料理の一つだよね。」
「えっ?通子さん、トルコに行ったことあるの?」
「まさか、さすがの通子様でもトルコには。K崎の閻魔市だよ!」
「按摩市?」
「いやいや由美子、マッサージじゃないって。閻魔大王の閻魔様だよ。(舌抜くぞ~)K崎には閻魔様を祭った大きなお祭りがあるの。N市の蒲原祭の野師もそっくり移動するくらい大きなお祭りなんだよ。」
「それがトルコとどう関わりがあるの?」
「それがね、昔K崎市には『トルコ文化村』っていう施設があってね、詳しくは知らないけど、けっこうトルコと交流があったらしいんだ。それでお祭りにもトルコにちなんだ出店がいくつか出るらしいの。そこで食べた。」
「トルコアイス?ケパブ?」
「トルコアイスってね、練って練って練るとムニュ~ンて伸びるの。舌触りが独特で美味しいよ。ケパブって大きなお肉が串に刺してあって、んー、焼き鳥のチョー巨大バージョンというか、ブタの丸焼きの縦版というか・・・。そこから少しずつナイフで削いで食べるの。ちなみに、トルコはイスラム教だから豚肉じゃなく、牛肉か羊の肉ね。」
「ほう、通子さん、詳しいね。」
「まあ、そんくらいは。でも、ほらそこのサカリのついた猫みたいなヤツの目が、爛々(らんらん)としてるよ。うばちゃん、半日くらい監禁されるの覚悟した方がいいよ。」
通子が小悪魔的にウィンクする。その脇で今にも飛びかかりそうな勢いの由美子がいる。
「姥貝校長先生、旅行のお話聞かせていただいてもよろしいですか?」
一応質問する形にはなっているが、声の背後には強制的、絶対的な圧がある。村上も観念したらしく、事務の小林さんから会議室の鍵を借りている。
通子が姥貝前校長先生の腕を両腕でかかるようにがっちりつかむと由美子も併せてもう片方の腕の動きをうばった。
(こいつら、ますます連携プレーがさえてきた。サッカーとかやらしたらすごいんじゃないか・・・)
強制連行である。村上も同行する。会議室の一角に姥貝前校長先生を中心に陣取ると尋問が始まった・・・そんな雰囲気である。
「姥貝校長先生、まず由美子から旅行の概略をお聞きしたいと思います。どちらから出発されましたか?」
「成田空港からまずイスタンブールへの直行便に乗りました。ターキッシュ・エラアインズというトルコの航空会社だったんですけど、ずーっと海外なんて行ってなかったから、まずチェックインからつまづきました。何機もある小型のATMみたいな端末でパスポートをかざしてチェックインし、自分の名前を見つけて座席を選ぶんですけど、その仕組みが分かんなくてね。エラーが出て結局係の人がやってる列に並んでチェックインしましたよ。その便はけっこう空きがあったらしく係の人が一緒にいった妻と隣の席をとってくれました。とても親切でいいスタートだと思いましたよ。」
「機種は?A350ですかB787ですか?それともスリーセブン?」
「機種?由美子さんってヒコーキマニアでしたっけ?」
「いえ、兄の影響で。」
「確かシートポケットの緊急時の説明にはB787って書いてあったと思います。帰りの便も同じ機種だったと思いますね。」
「B787って日本の技術が多く使われているんでしょ。特に炭素繊維複合材が軽量化にとても貢献しているし、電化が進んでいる機体ですよね。窓にシャッターがなかったでしょ。」
「あれっ。確かに。気付かないうちに窓が暗くなっていたような気がします。」
「液晶で透明にしたり、光を通さなくしたり出来るんです。すごいですよね。それで?」
「イスタンブールに着いてエジプト行きの便に乗り継ぎました。フライト時間は2時間弱。成田ーイスタンブール間が13時間ちょっとかかりましたからねえ。まあ、ロシア上空を飛べないから若干遠回りをしてフライトするし、偏西風の恩恵もないからな。」
「偏西風?あの季節風に影響を及ぼす風ですか?」
「いやタダの風とあなどるなかれ。その中には別名ジェット気流と言われるくらい、ものすごい風が吹いているんですよ。速いところだと時速360kmにもなることもある。時速900kmで飛んでいても実際には1260kmなんて、音速にも匹敵する速さにもなってしまうんです。帰りは11時間くらいだったから。すごいもんですよ。」
「へえ~、ウバちゃんも結構飛行機通だよね。」
「いや、今の飛行機の座席には全てタブレットのような大型ディスプレイがあるんです。映画や音楽だけじゃなく、フライト情報が視覚的に見えるんですよ。機外カメラの映像も見える。フライト情報にもいろいろモードがあって、フライトプラントも実際に飛んだコースとかも地図上に表示されるし、コックピットのヘッドアップディスプレイばりの表示もあります。否が応でも今どれくらいの高さをどのくらいのスピードでどちらの方角に向かって飛んでいるかなんて一目で分かる。しかも、風の向きとスピードも表示され、対地速度との比較も出来る。少々?数学が出来る人であれば、『みはじ』でいろいろな情報が計算できます。すごいですよ。」
「なるほどね。で、ウバちゃん、最初に訪れたエジプトってどうだったの?当然ピラミッド、見てきたよね。」
「まあ、最初がエジプトだったですからね。メインはピラミッドと博物館。カイロだけの観光でした。初日はピラミッド。二日目が博物館中心に回りましたよ。エジプトも見所がたくさんあってルクソールや王家の谷、アブ・シンベル神殿なんかまでは回れませんでした。」
「ねえ、姥貝校長先生、ピラミッドってすごく大きかったですか?」
「う~ん、どういったらいいんでしょう。カイロの街からビルの隙間から見えるピラミッドはなんて巨大なんだと思うんですけど、いざ近くまでいくとあまり大きさを感じなかったですね。」
「えー!ウバちゃん、自分を大きく見せようとしてもだめだよ。」
う「いや、実感として・・・なんですよ。最初は街からちょっと離れた『階段ピラミッド』とか『屈折ピラミッド』を見たし、街にもどって有名なギザの三大ピラミッド『クフ王』、『カフラー王』、『メンカウラー王』のピラミッドも見ました。でもね、これらはすべて何一つない丘の上の砂漠にポツンと造られている。つまり、比較対象がないんですね。だから、実際にはものすご~くデカいんですけど、大きい実感がないんです。大きいとか小さいとかは比較の単位ですから。比べるものがないと、大きさが実感できない。逆にピラミッドの近くに居る人は小さすぎてこれもまた比較対象にならない。アリンコみたいだから目に入らない。この感覚、分かりますかなぁ。」
「ん、はっきり言って分かんな~い。」
「ギザの三大ピラミッドは大きい順にそれぞれクフ王のピラミッドが高さ今は138.8m、一辺が230m。カフラー王のピラミッドが高さ136m、一辺が215m、メンカウラー王のピラミッドが高さ62m、一辺が105m。昔はもっと高かったらしいですけどね。それらを守るように一枚岩から削り出した巨大なスフィンクスがあるんです。具体的な数値でも、ちょっとピンとこないですかね。」
「ウバちゃん、やっぱりちょっとピンとこない。東京スカイツリーって高さがムサシでしょ。弥彦山と同じ634mから比べても、世界一の巨大豪華客船の365mと比べても・・・。」
「まあ、現代資本主義は巨大な金と労力をつぎ込んで地球レベルのプロジェクトを進めることできるから、それらも可能になりましたけどね。しかし、ピラミッドが出来たのは今から4500年も前のことですからね。当然重機やそれを動かす動力やエネルギーもなかったはずです。今ではピラミッドを覆っていた白い化粧石も剥がれ落ちて、積み上げていった石がむき出しになっていますが、その石と石とのすき間には紙一枚入らない精度で造られていますし、200m以上もある一辺の誤差も数十センチしかないそうです。組み上げられている石も強度の必要なところは特別な石が使われていますし、1個2.5~7トン(最大は50トン!)もある石は遠くから運ばれてきています。それらは230万から300万個あるって言われているんですよ。スフィンクスがあるところは昔は船着き場だったらしいので、石も船で運ばれてきたんじゃないかって説もありますが、それにしてもこれらをどうやって積み上げることが出来たかは今でも不明なんです。現代技術をもってしても実現できるかどうかって。宇宙人説が出てきても当然だと思うくらい、謎に満ちているんですよ。」
「今年は2025年。キリストが誕生してからって2025年ってことになるけど、それよりも2500年も前のことなんですね。あまりにスケールが大きすぎて通子と同じにピンとこないです。」
「でもね、有名なピラミッド以外にも何百とピラミッドはあるし、今も砂の中に埋もれているものもあるんです。発掘は今でもずっと続いているんです。知っているとは思いますが、ピラミッドは王様など有力者のお墓だってことはいいですよね。この初期の頃はたくさん造られたピラミッドもやがては造られてなくなり、お墓は王家の谷という場所に穴を掘って隠されて造られるようになるんです。」
「それ、きっと盗掘を防ぐためですよね。王様の墓だからたくさんおお宝がいっしょに埋葬されているんですものね。」
「そう。この時代、太陽は一日を過ごすと黄泉の国に行ってしまい、朝になると新しい太陽が生まれると信じられていました。同様に人間もいつか生まれ変わると信じられていました。それで、生まれかわった時に元に戻れるようにと肉体が保存されるようになったんでしょう。」
「あー、それミイラだ!」
「通子さん、その通り。博物館(国立エジプト文明博物館)で見てきましたけど、20体以上あるどのミイラも何千年も時を経てきたとは思えないくらいでした。亡くなったときのそのまんまと言ったらいいのか。このミイラを作る技術も現代科学では解明されていないんです。多くの科学者がミイラ作りに挑戦していますが、ことごとく失敗しているそうです。詳しい作り方は残されておらず一子相伝の技術だったらしいんですね。」
「ケンシロウ、北斗の拳だぁ!」
「?。まあ、アイスマン(※アルプス山脈で見つかった)とか氷漬けのミイラが見つかることもありますが、ピラミッドの中って湿度も温度もめちゃ高くて過酷な環境だったって思うと、これは驚異的なんですね。」
「姥貝校長先生、ピラミッドの中に入られたんですか?」
「ああ。クフ王のプラミッドは公開されていますよ。正式な入り口じゃなくて盗掘路から入って途中石棺のある回廊へと続くんです。腰をかがめてかなりの距離を進むし、なんといっても蒸し暑くて汗だくで見てきましたよ。」
「洞窟とかと違って涼しくはないんですね。家族で訪れた佐渡金山で観光名所の掘削抗跡に入ったんですけど、夏でもとてもひんやりして寒いくらいでしたけど。」
「私も行ったことある!『なじみの女に会いてえなぁ(※鉱夫の人形がしゃべるセリフ)』ってやつでしょ。」
「う、ふん。さて、移動中の道で気付いたことがいくつかあるんですが、実はカイロという町には信号がない!カイロの中心市街に一カ所だけあるのを見つけたんですけど壊れていました。また、ところどころバンプ(でっぱり)があって車のスピードを落とす仕組みがありました。広い道路は車線の概念なんか全くなくて、ものすごい量の車がちょっでもすき間があればクラクションを鳴らしながら割り込んでくるんです。クラクションが鳴りっぱなし。それから、曲がりたいときにはいったん反対の道に入ってしばらく進んでからだったり、ロータリーがある。止まれの標識だけで信号がなくてもそれなりに対応できそうだとは思いました。そして、町の中はいたるところ警察官がいました。しかも、マシンガンを携帯している。日本ではちょっと考えられませんね。」
「けっこう物騒なところなんですね。」
「いや、むしろ日本がかなり安全な国だってことですね。どこの国でもマシンガンをもった警察や軍隊が人の集まる場所を警備しているなんて常識ですから。ああ、それともう一つ。マシンガンで思い出した。ツアーのバスでも観光地でも必ず一人の専任の『観光警察』の方がついてきていらっしゃいましたよ。ちゃんとスーツにネクタイでね。でもそのスーツからマシンガンがのぞいているです。あれはMP5kですね。」
「MP5k?ミリタリーポリス?」
「いえ、マシンピストル5型短いバージョン(Maschinenpistole 5 Kurz)ってところですかな。ヘッケラー&コックという会社のドイツ製の高性能マシンガンで拳銃弾を使用します。お家芸のローラーロッキングという閉鎖機構を使ったディレードブローバック方式で、命中精度は抜群!ストックも省略してあるし、銃身も極端に短い。背広の下に携帯できるほどコンパクトながら命中精度も扱いも威力も抜群だから世界中の要人警護とかには必須のアイテムなんですね。」
「いや~、ウバちゃんって銃器オタクだったんだ!」
「いや、疑問に思ったことは徹底的に調べる。これは主義ですから。」
「いや~、我々職員もこの方針で鍛えられたわけですね。」
「でも、観光にぴったりくっついてきているサングラスの男の人のスーツの裾からからサブマシンガンがちらちらとのぞいていたら、そりゃ気になるでしょう。」
「そういえば、昔ルクソール神殿で新婚旅行中の日本人カップルが外国人観客を狙ったテロの犠牲になったという事件もありましたよね。」
「大エジプト博物館の全面オープンを控えるなど、観光に力を入れているエジプト政府にとっては観光地の治安は最重要課題ですからね。で、博物館も何カ所か巡ったんですけど、これがもう感覚が麻痺する世界。どの博物館もこれでもかっていうほどの展示品がありました。驚くほどに全て本物。ロゼッタストーンを除いてはね。有名どころのツタンカーメンの玉座や黄金のマスクも見ることが出来ましたけど、豪華な装飾品や棺は見飽きるほど。ほとんどが盗掘にあっているし、他国が持ち去った遺物も膨大な量に及ぶんですけど、まだこれだけのものが残っているって。しかも、発掘は続いていてまだまだ新しい発見も多い。改めて遺跡の中にある都市なんだと思いました。また、全面オープン前でしたが巨大な大エジプト博物館は圧巻でしたね。入り口の高さ11mのラメセス二世像から始まって時間がいくらあっても足りない。また、カイロ・エジプト博物館も回りきれませんでした。教科書に載っている書記の像も本物だし、ここには有名はツタンカーメンの黄金のマスクもあるんです。本物ですよ。黄金のマスクは大エジプト博物館のオープンに合わせ、そちらに移される予定です。思わず饒舌になってしまいますね。」
「姥貝校長先生、他に何か印象に残っているものってありますか?」
「そうですね。面白いと思ったのは、ミニチュア作家の存在と歯医者さんですかな。」
「えっ、えっ。ウバちゃん、ミニチュア作家?何それ?」
「当時の生活をそのままミニチュアにして残している人がいるんですよ。どうも趣味でつくっていたらしいんですけど、パンを焼いたりとか、当時の様子がこのミニチュアによって手にとるように分かるんです。それから、びっくりしたのは歯医者さんの器具が展示してあったんですけど、今使われている器具と同じ物がこの当時から使われていたんだと。ミイラの技術もすごいんですけど、当時から医学も相当なレベルで進んでいたことがよく分かりました。ちなみに、パンもビールもワインもエジプトが最初に作ったと言われています。」
「では、エジプトで困ったことって何ですか?」
「水ですね。水道水はほぼ使えない。シャワー程度ならいいんですけど、歯磨きとかうがいとか、歯ブラシを洗うのもミネラルウォーターを使ってくれと添乗員さんから言われました。生水は絶対に飲むなと言われましたし、生野菜や果物も避けるように言われました。しかし、うっかりポテトサラダと食べてしまって、やられてしまった・・・ようです。今でも尾を引いている・・・。」
「なるほど。衛生的には厳しい地なんですね。」
「町中も平気でゴミが捨てられているますしね。町中は正直汚かったですよ。」
「他にはなんかエジプトの有名なものってありますか?」
「パピルスを扱っているお店にいきましたけど。『死者の書』とかのモチーフを描いたのがよかったですね。博物館にもパピルスに書かれたヒエログリフは結構残っていましたよ。ただ、最近はバナナの皮とかをつかった偽物が安く売られているっていってましたな。あとは香油ですかね。花をたくさん摘んで香り成分の油をしぼり取るんですけど、エジプトはこれも有名なんです。クレオパトラも実はこの香りでカエサルを魅了したって説もあるくらいですから。そして、それを入れるガラス製の香水瓶。色ガラスを組み合わせてアラジンのランプのような素敵なデザインのものが有名です。ただし、これも安価な中国製とかのものが売られています。これらは着色してあるだけなので、アルコールティッシュで拭くと色が取れるんだとか。すぐ割れるしね。エジプトの綿も有名ですね。ハン・ハリーリ市場も行きましたが、本当に賑やかでした。アメ横ってところでしょうか。まあ、話すネタには困らない国ですね、エジプトは。カイロしか行ってないんですけどね。」
「姥貝先生、もうこんな時間ですよ。大丈夫ですか。」
「おっと、次に行く場所もあるんでした。」
「ねえ、ウバちゃん。明日ひま?」
(きた!)
「午前中は予定がないですね。」
「姥貝校長先生、私たち、続きをぜひ聞きたいんです。お願いします。明日の午前中今度はトルコのことをお聞かせ願えますか?」
「まあ、いいでしょう。由美子さん通子さんの頼みとあれば。村上先生は?」
「私も同席させていただいてよろしいですか、責任をとって。」
(いや責任をとって・・・じゃなくて、自分も聞きたいんでしょ。もう、村上ちゃんたら。)
今回はエジプトでした。エジプトは2日間だけでしたが、トルコは約一週間。次回はトルコ編が始まる予定です。ただし、今政治は大混乱。そんな中で尊敬する石破総理が戦後80年に関して所感を表明しました。それについてもよく読んで意見を述べたいと思っています。そして、感想文コンクールも締め切りが・・・。由美子たち、どうするんでしょう?
今回、台詞の当事者のイニシャル(?)を付けたままにしてしまいました。急いでいたのでごめんなさい。




