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第23章 GBU-57直撃?

イスラエルがイランの核施設を攻撃し、アメリカの参戦をうながしていました。

・・・ついにアメリカはイランの核施設の爆撃に踏み込みました。トランプもフーチンも前に記したとおり『類は友を呼ぶ』でした。世界が心配!!緊急に村上がつぶやきます。

第23章 GBU-57直撃?




村上家・・・といってもアパートであるが。


朝の光がとんでもない時間から寝室に差し込んでくる。一応遮光カーテンなんだけど、わずかな隙間からのこの時期の強い光は睡眠を妨げるには十分すぎる。もっと寝なきゃと無理矢理寝ようとするが、うとうとするだけで寝不足になる。また、夕暮れもうんと遅くなるので、ついつい仕事も遅くまでやりがち。疲れがたまってくる。しかも地球温暖化はついにここまで来たかというくらい気温を爆上げしている。一ヶ月以上季節は進んでしまっているようだ。今日は猛暑日となる天気予報だ。今日は例年より15度も高くなる。朝から寝苦しい。仕事に遅れないようちょっと早めに起きてシャワーを浴び・・・ドン!うっぷ!いきなり蹴りを浴びた!娘のかかとがみぞおちを直撃。寝苦しいのか、やたら寝返りをうつ娘。180度回転は珍しくなく、360度ターンもこなす。そして時々足や手が直撃弾となって襲ってくる。しかも、みぞおちなど身体の中に数カ所ある急所と言われる場所に見事に命中する。この前は確か人中(※鼻と上唇の間)だった。軽い脳しんとうを誘発したらしくしばらくくらくらした。みぞおちに食らうとしばらく呼吸困難となる。肺を伸び縮みさせる横隔膜にダメージを与えるんだろうか?バンカーバスターだ。



起きた。まだ5時前だ。そこで思い出す。

「あっ、今日は日曜じゃないか・・・。」

娘を妻の側へ押しやるともう一度眠る。安心したのか7時過ぎまで寝てしまった。

大型店の開店時間、10時までに朝食や支度を済ませ、テレビを付けた時だった。テレビ画面の上部に【速報】の字幕が流れる。


【速報】アメリカがイランの核施設に対して攻撃を加えたことをトゥランプ大統領が発表。


「ついにやっちまったか。」



イスラエルがつい先日、イランの核施設を空襲したというニュースが入ったが、この時もどこもかしこも『たが』がついに外れてしまった印象だった。イスラエルはイランの地下深くに作られた核施設をアメリカのGBU-57によって叩くという作戦を望んだ。明らかにアメリカを戦争に引っ張り出そうという意図だ。トゥランプでなければもう少し冷静に対処できたのかもしれない。結局ロシアのプーチン○や中国のシーチンピン(海珍品)といったこちら側(西側ともいうが)から見た悪の枢軸だけじゃなく、同様の思考回路をもつものがこちら側にもいる。なんら変わりないんだという思いが強くなってきており、それが現実のものとなった。イスラエルの空爆は奇しくもG7の会合の時だった。日本だけが異を唱えたもののその他はイスラエル支持だった。ドイツのメルツ首相は「イスラエルが我々のために『汚れ仕事』をしている」と発言したそうであるが、村上も心情的に考えると力による解決は全く容認できないのだが、感情を押し殺して冷静に考えれば理解できることだった。



イランはその昔、ペルシャという国だった。シャー(国王)が統治する王政をとっていた。そしてかつてはアメリカと仲が良い親米国家だったこともある。その時にアメリカから高価なF14戦闘機を購入している。映画『トップガン~マーベリック~』で、核開発施設を空爆後、敵の基地からF14をかっぱらってくるシーンがあったが、あれである。(ただし、映画では敵国をイランとは一言も言っていないけど)しかし、その王政がイラン革命によって倒れ、イスラム教の宗教指導者が国家の最高権力者となった。その王政を支えていたアメリカに対して今はもっとも強い反米国家のひとつとなっている。また、反イスラムの国に対して敵対している組織には支援を行っており、イスラエルに大規模なテロを敢行したしたハマスなどにも支援を続けていると言われている。

単純な話で考えると分かりやすいだろう。あのハマスの攻撃の時にイランの核兵器が完成しており、その核兵器がハマスに流れていたら。世界最初の核テロとなっていたかもしれない。同様にイランはイスラム革命を目指している多くの組織を支援している。その多くがテロ組織と言われている組織なのだ。それらの組織が核兵器の支援を受けたら・・・。テロが核兵器で行われることになる。それがヨーロッパ諸国がイスラエル支持に回った要因であろう。ウサマ・ビンラディンというテロの首謀者が企てたアメリカ同時多発テロ(9.11)以上の惨劇が起こりうるのだ。世界中に核が広がり、核を使ったテロが当たり前になる世界、それを避けたいというのは十分理解出来る。特にヨーロッパでは。核テロの脅威は、シチュエーションこそ全く違うもののジョージ・クルーニー主演の映画『ピースメーカー』で描かれていたのを覚えている。



問題は今後だ。確実に核関連施設が再使用不可能なほどのダメージを与えることが出来たのか。もし、それがかなわなければイランは北朝鮮のように核兵器の開発に本腰を入れるだろう。

また、今まで製造した濃縮ウランはどうなったのか。攻撃前に移動したとイランは言っている。(ちなみに放射線の反応は出ていないということだが、地下深くに埋まったからなのか、それとも移動されてその場に無かったからなのか)核兵器とならなくてもテロの材料としては非常に危険なものである。ミサイルやドローンで広範囲にばらまけば放射線の影響でその地域は使い物にならなくなる。テロの武器として拡散されないか・・・。

そして、もっとも危惧されるのが、『たがが外れること』だ。」北朝鮮は今回相当ビビったんではないか。闇夜に紛れてB1やB2爆撃機が飛来し、ミサイルを破壊されるんではないかと。アメリカ大陸を射程に収める火星15型や17型を必死で移動しまくっているだろう。また、どこかで核が再び兵器として使用されたなら、ロシアの核兵器使用のハードルもぐっと下がるだろう。核が核を呼ぶ時代・・・。


日本はどうする。シーガル石破総理は今回のアメリカの行動の評価を一旦避けた。アメリカはイランだけでなく、イスラム教の多くの国を今まで以上に敵に回すことになるだろう。日本はアメリカという船といっしょに沈むのか、それとも一定の距離を置くのか。これは一国の首相といえども簡単に判断は出来ないはずだ。遠い将来の国益は大事だが、現状の国益も大事なのだ。究極の判断を迫られている。ここは日本にとってのターニングポイントだ。

「あなた!支度はOK?出かけるわよ。」

妻が声をかけてきた。

「パパ、行こ!」

「よし、出かけよう!」

(この子たちの平和がいつまでも続きますように。そして戦争の惨禍を味わう人々が少しでも少なくなるように。)


どんどんと世界が混乱していきます。奇しくも翌日は沖縄戦の祈念日。世界は忘れても日本は忘れてはならない。石破総理、都議会選挙でどうのこうの言ってる場合じゃない!日本のターニングポイントにおいてしっかり舵取りをお願いします!!!

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