表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

幻の翼

――これは人々の願いがもっと叶っていたころのお話。



心ゆくばかりに深くこもれびは見ているものをうつくしくする



下草を踏みしめながら暑い日は暑さに耐える理由がほしい



だれにでも見える姿で現れてだれに呼ばれたはじまりだろう



水をやる呪文はなぜか教わったときのゆかいな風をよびこむ



さっきからわたしの腹は鳴るけれど神々に言うことではないね



ふりむいて確かめたのは夏の川の、放った声が帰ろうとする



湖の迂回はひとを眠らせる 遠さ近さが黄昏れている



起き抜けのにぶい(まなこ)で中空に沈みはじめた天馬を追えば



空耳と抱擁 どうして、はじまりの雨のにおいは言い尽くせない



()(がみ)女神(めがみ)の区別もつかず牛の目のようにしずかに暮らすのでした



-----------------------------------------------------------

公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

-----------------------------------------------------------

最後までお読みいただきありがとうございます。


ブクマ、評価がモチベーション維持につながります!

現時点でも構いませんので、ページ下部からお好きな★を入れていただけると助かります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ