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祈り

 部屋から出たアストリアは力の放出が止まっていて、先ほどを見て者には、同じ人とは思えないであろう雰囲気をしていた

 すると部屋の外にいた女性に声をかけられた。

 「私はエン・フォーリアの娘、エス・フォーリアで、街に住むみんなからは姫と呼ばれています、街にいる間ダンジョンマスター殿に着く様に言われています」。

 「ありがとうございます、それでしたら急ぎ教会、なければ祈りを捧げられる場所に案内してほしいのですが可能ですか」。

 

 エス・フォーリアに神殿に案内されながらアストリアは考えていた

 普段祈るこの事のないアストリアだが村にいた頃は収穫際に出れば一年無事に過ごせ、またその年の収穫を神に祈ったりしていた。

 しかし今回はそんな祈りではない確実に、明確に祈る相手を考えていた。

 「ダンジョンマスター殿つきました」。

 一人で考え込んでいるうちに着いたようだ、案内にしてくれたエスはさそ居心地が悪いかっただろう。

 「すまない、考え事をしていました、案内感謝します、中には一人で入ります」

 そう言って教会に一人で入った、中は直ぐに礼拝室になっていてそこで祈り始めた。

 祈っていたら少し思考が落ち着く、正直ダンジョンマスターになってから激動すぎて、こう落ち着いて

思考できたのは初めてかも知れない。

 その中で今日あった事を思い出す、そして今日あった事で唯一解決できるのは旅の賢者の話だった。

 そしてアストリアは祈り始めた旅の賢者に向けていや、正確には真なるダンジョンマスターに向けて。

 エルフの話ではエルフの創造神は真なるダンジョンマスターだったそうだ、そして私がレッサーバンパイアになったのを知っているのは、エルフと真なるダンジョンマスターだけそして旅の賢者言われるのは彼だけだ、エルフだったら母はエルフと言ったであろう。

 だから旅の賢者が真なるダンジョンマスターであると当たりをつけて、また創造神=真なるダンジョンマスターの構図から彼が神に準ずる存在である事を想像する。

 だからここに来た。

 神で有るなら教会にと安直な考えかも知れない、しかしなぜか間違っている気はしなかた。

 そのな事を一通り考え終えるとあとはただ祈っていた、辺りはすっかり暗くなっていた。

 そして時が来た。

 「色々思考は間違ってないと思うよ、ただその思考が本当だった場合君も神に類する存在だそんな存在に祈られた僕も出てこない分けにはいかないよ」。

 そう言って閉じ切ったはずの扉も開けずに彼は現れた。

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