頼み
「それでは私の家族が実はこの街にいまして母は体を悪くしていると聞きますその治療を出来る限りでいいのでお願いできますでしょうか、移動さえできるようになったらエルフの里で本格的な治療をしますので」。
エンは厳しい表情を作っていいずらそうに言葉にする
「できれば協力したいのですがそれは厳しいでしょう、お母様は今回も無理をおしてポーションを作ってくださり、感謝しております、ただそのせいでデスキングの瘴気に当たり今当家で治療中です、既に最善を尽くしていますが今日明日ということはないでしょうが、そこまで長くないでしょう」。
話を聞いてアストリアは手から血が出るほど握りしめる。
父親に次いで母親までもデスキングに奪われるのかそんな事許していいのか。
気持ちが昂って止まらない。
全身から魔力が溢れ出す、魔剣がカタカタと魔力に反応して震え出す。
ダンジョンマスターになってからこれほど感情が揺さぶられた事は無かった。
魔力にエンは完全に飲まれていた。
アリシアはダンジョンマスターとしての姿を初めて見て感動していた。
「あぁダンジョンマスター我らが父の名前を継ぎし方」。
「これほどとは流石はダンジョンマスター流石はデスキングを退けた方」。
二人の様子を他所にアストリアは問う。
「母に急ぎ会いたい」。




