穿て
「ワイトキングそれが貴様の正体か」。
「種族名でなく、我にはデスキングと名前があるのだからそちらで呼んでもらいたいものだな」。
ローブの脱げたその姿はまさに王そのもの。
その姿を見て戦慄するアストリア達。
近くで戦っていた貴種とアリシアとバンパイアとエルフの戦闘が止まるのを感じた。
敵味方関係なくデスキングの雰囲気に飲まれているのだ、そっれだけの力をデスキングは持っていた。
「気配だけで戦場が止まる、まっこと不自由なことよ、これが王者の風格だ」
誰も返事をできないでいた。
時間差で遠くでのゾンビやスケルトンと人間との戦闘も止んだようだ。
「これでは仕方ない炎よ」。
味方のバンパイアごとエルフの戦士を焼き尽くす。
そこでやっと皆我を取り戻した。
アストリアも我を取り戻しいつも以上に魔剣に魔力を注ぐ、そうすると魔剣が語りかけて来る(穿て)。
「炎よ」
今度はコチラに向かってファイヤーボールがくる。
やばい今は常闇のローブもボロボロだ必死に考え魔剣の言うまま言葉にする。
「穿て」
そうするとデスキングのファイヤーボールは消え去っていた。




