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5年の謎
「そんな事ない私を見れば分かるでしょ」
確かにユキは大きく成長していた。
「そうだ、父さんと母さんはどうしてる」。
「本当に何も知らないのね、なら全部説明するね」。
ユキの表情が暗くなると同時に、深い憎しみが滲み出るのが分かる。
「5年前の秋、大地震のすぐ後魔王デスキングから宣戦布告が来たのその戦いで叔父さんは行方不明。
叔母さんもその後すぐに村を襲われてポーション職人だったから真っ先に狙われて生きてはいるけど寝たきり、そこで私の家族も戦死した、その後私と叔母さんは領主様の街に身を寄せたわ、幸い叔母さんがお金を持ち出せてたからスラム暮らしにはならなかった、その後すぐに私は復讐を胸に冒険者になったの、そして今に至る訳、それがここまでの簡単な説明」。
ユキが言い切るといきなり抱きついきた。
「でも良かった兄さんも死んじゃったと思ってたから」
僕はそんなユキの頭を優しく撫でたとても優しく。




