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逃亡
ユキ、その声を聞いた瞬間確信した彼女は妹分のユキだ。
一歩飛び退いて顔をしっかり見る、成長してるがユキだ。
僕の動揺が伝わったのか、ゴブリン達の動きも鈍くなる。
その隙をつかれて三人に逃げられた。
追いかけようとするゴブリンを止める。
今回は自分で対応する必要がある。
夜ユキが見張の番になると会いに行く。
そうすると声をかけられる。
「来ると思ったは兄さん」。
「流石はユキ何でもわかるんだね」
「何も分からない、本当に分からない事だらけ、なぜ兄さんが魔王軍の幹部をしているのか、5年間何してたのか、分かることなんて何もない・・」
そう言って悲しそうな表情で肩をすくめる。
「待ってくれ僕は魔王軍の幹部なんてやってないし、5年、5年て何のことさ、確かにユキは成長してると思ったけど5年も会ってないなんてことないよね、せいぜい僕がダンジョンに篭もってた秋の間位だよね」。




