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ゴブリンへのお祝い

 ダンジョン入り口前まで来ていた先輩ゴブリンの案内でゴブリン部屋にきた。

 「ギィギィ」

 先輩ゴブリンが身振り手振りで、野生のメスゴブリンを指して言っているが全くわからない。

 呼ばれた、時点で予想は出来ているし一生懸命なのは分かるけどそれは無駄だよ。

 「妊娠したの」

 予想を口にすると先輩ゴブリンは頷く、予想通りだ。

 これでわかったのはゴブリンの繁殖力は高いというが言って数日で妊娠するということだ。

 あとは出産までの期間次第だけどこれは効率がいいかもしれない。

 「教えてくれてありがとう、これはいい報告だ、感謝の気持ちを準備するよ、何かは楽しみにしてて」 

。 

 そう言ってゴブリン部屋を出る。

 実は前々から一本残っているダークウルフの骨と牙を使って骨剣を作りたかったのだ。

 だからその前に狼の魔物で練習してそれをあげよう、それなら魔力を上手く使えないゴブリン達でも喜ぶだろう。

 


 早速狼の魔物を狩って来て試して見る。

 取り敢えず途中で拾ってきた石で試してみよう。

 

 1時間くらい擦り合わせてみたがダメだ石の方が小さく成ってる。

 今度は石を割って尖らせてから削ってみる。

 やはりダメだ、コレなら骨を使って石を尖らせた方がいいくらいだ。

 半日やってわかったことは腰が痛く成った事と魔物の骨が硬い事だ。

 魔物の骨ってこんなに凄いのか。

  

 試しに石と岩の間、抱えれる位の物を持って来て今度は骨で削るつもりでやっていると、召喚したメスゴブリンが食事を貰いにきた。

 気付いたら一日中やってたようだ。

 彼女が来てくれて良かった、来なかったらいつまでやっていたか。

 レッサーバンパイア、だけでなくアンデットは基本、飲食や休憩は不要だが何かに集中して一日中作業するのはあんまり良くないよな。

 僕は元々働き者じゃないんだ、一旦休もう。

 待っているメスゴブリンにさっき骨を取った狼の魔物渡して、そのまま横のなる。




 うーん気になって眠れない、疲れないなら続きをやろう。

 見直しても骨は全く削れてないように見える。

 取り敢えず石が尖って削れるまではこのままやろう。

 

 石が削れてしまった、石剣て所か。

 コレは使ったら壊れるだろうな、渡すのはやめておこう。


骨を見ると石の削りカスが付いていたので、爪で削ってみるそうすると骨まで削れた

「まさか…そういえば戦うときとか殴って骨とか折れてた気がする」。


爪でやると、爪がボロボロに成るだけで問題の骨剣はすぐ出来た。

なんなもう、なんなもうだよ。

頭のいい人なら最初から分かるんだろうな。

ふて寝だ、ふて寝。


そうして今度こそ寝るのであった。


 

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