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はじめてのしょうせつ


 ReMake World Online


通称「RWO」と呼ばれる、フルダイブ型VRの

MMORPG界では屈指の人気誇るゲームだ。


ベータ版の終わりと共に公開されたPVの

リアリティの高さや有名な配信者が

ベータ版の内容をゲーム内の配信コンテンツから

配信。その模様が大きな話題を呼んだことによって

多くの人に今までのフルダイブ型VRとは

一線を画すことが認知されたからだ。


俺も応募した製品版第一陣枠には募集人数3千人に

対して20万人以上が応募したらしい。


ちなみに製品版第一陣とは名前どうりに製品版の

第一陣という意味で、何万も一気に発売すると

サーバーは統一されているために最初に

スポーンする街で人が多すぎてまともに

プレイが出来ない!という状況が起こってしまう。

それを防ぐ為にあえて販売時期をずらす。

その第一陣というわけだ。


さて、そろそろこのゲームについて

説明しようと思う。このゲームは


さあ、開拓者達よ。世界を作り直せ。


というのがテーマになっていて

魔王とその配下の魔物によって壊された世界を

開拓。追い詰められた人類や亜人族の領土を増やし

文明を発展させるのが目的となっている。


なんでいきなりこんな話を始めたのかと言うと…


当たったのだ。製品版第一陣枠に。

朝起きて届いていたメールを確認すると、


「おめでとうございます。あなたはRWOの

製品版第一陣の抽選に当たりました。」


という簡潔な文章と共にログインのための

パスワードが送られてきていたのだ。

一瞬の間の後、夢かな?と頬をつねる。


「痛っ」


頬に走る鈍い痛みがこれは現実ということを

告げていた。

瞬間、眠気は吹き飛び喜びのあまり

狂喜乱舞していたら、

「うるさい!」と親に叱られた。

まだ朝の6時だもんね。ごめんなさい。


平日だったので渋々学校へ行き

帰ってくるやいなや

パスワードを入力して、頭にVR機器をはめる。

そして、ログインをすると全方位真っ白な部屋に

飛ばされた。


「なんだここは?」


そう言うと目の前の白い壁に黒文字でこう表示

された。


「えーと。なになに。名前を入力して下さい、か。」


キャラ作成の部屋か…と思いながら、名前を考える。

俺の名前は流水 瞬(りゅうすいしゅん) だから…


「無難にシュンにしようかな。」


そう黒い文字と同時に表示された目の前の

タップウィンドウに入力すると


「次は、種族を選択して下さい、か。」


黒文字でずらっと種族が並べられていく。


人間ヒューマン


初期値

HP 100/100

MP 30/30

STR 10

VIT 10

INT 10

MND 10

AGI 10

DEX 10



猫人(キャットピープル)


初期値

HP 90/90

MP 30/30

STR 10

VIT 8

INT 5

MND 8

AGI 20

DEX 12



森人エルフ


初期値

HP 100/100

MP 50/50

STR 3

VIT 6

INT 20

MND 10

AGI 10

DEX 10


狼人(ワーウルフ)…etc


「人間、猫人、森人…。

結構な種類があるんだなぁ。」


「それに種族ごとに特徴もあるのか。」


そう呟くとなにやら壁に文字が浮き上がってきた。


「種族ごとにはこの様な特徴があります。

人間は万能型。特に秀でてはないが弱点がない

猫人は俊敏型。素早く動いて攻撃できるが防御が弱い

森人は魔法攻撃型。魔法に秀でてるが物理に弱い

狼人は…etc」


「なるほど…。まぁでも、魔法使おうって

決めてたし森人するかな。」


種族を決めると黒文字が浮かび上がってきた。


「職業を選択して下さい、ね。」


職業

・剣士

・戦士

・魔術師

・神官

・弓士

・裁縫師…etc


「詳しく見るには…。お、職業をタップすれば

いいみたいだな。

剣士は剣、戦士は盾、弓士は弓の攻撃力が上がるのと扱いが上手くなるのか、魔術師は魔法攻撃力上昇。

神官は回復力上昇、裁縫師はDEX上昇と裁縫スキルが

使用可能になるといった感じだな。」


このゲーム、職業補正というものが入るので

職業はかなり大切なのだ。特に生産職。

生産職は攻撃職とは違い付け替え可能らしいので

割と幅広い職業で遊べるみたいだ。

まぁ、魔法使いたいんで魔術師にしたけれども。


「次は…。性別、身長か。

性別は男。身長はこれくらいにしてと…」


「最後はスキルか…」


先程の様にずらっと森人が選択できるスキルが

並べられる。


「スキルは5つまで選べるのか。えーと。」


・攻撃魔法


《火魔法》《水魔法》 《雷魔法》《風魔法》

《土魔法》《闇魔法》 《光魔法》《木魔法》


・付与魔法

・鑑定

・薬草知識

・調理

・採取

・採掘…etc


スキルランダム


「結構あるんだなぁ。取り敢えず《木魔法》と

弱点属性がなさそうな《光魔法》。便利そうな

鑑定と…付与魔法も火力アップの為に自前で

持っててもよさそうかな。あと一つは…

スキルランダムってなんだ?」


目の前の壁に黒文字が浮かび上がってくる


「スキルランダムとは余ったスキル枠をスロットで

ランダムに選ぶことができます。初期では表示されないレアスキルが排出されることもあります。か…」


ランダムという完璧な運ではあるが余ってるし

レアスキルがの可能性もあるしかけてみるのも

ありか。


「じゃあ、あと一つはランダムで頼む。」


するとスキル枠にランダムと表示された。


「街に入ったらすぐ確認しとくか…」


そう呟きながら最後の質問を見る。

物語せかいを始めます。よろしいですか?」


「あぁ。ゲームスタートといこうか!」


と気合と共にYesと書かれたボタンを押す。


「プレイヤーネーム、シュン様!

ようこそRWOの世界へ!」


という明るい声が聞こえたかと思うと、

視界が白い光に塗り潰されていった。

人間はヒューマン。森人はエルフで

これからは書かせて頂きます。


すてーたすについて

STRは物理攻撃力

VITは物理防御力

INTは魔法攻撃力と回復力

MNDは魔法防御力

AGIは移動速度(つまり素早さ)

DEXは器用さ


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