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汝は柴犬なりや

 5キロほどのハイキングコースの丁度真ん中あたり、ゆるいカーブの内側が岩肌の見える急な斜面になっていた。

 崖側に立っている疑木の柵が一箇所上の横木がなかった。


「ここから落ちたら死ぬな。結構高いし、周りに誰もいないし」


 そう思いながら下を覗いた途端に、落ちた。咄嗟に顎を引いてへそを見る。ドサッと自分が落ちた音と同時に首の付け根に激痛が走った。激痛を引きずりながらずるずる落ちる。

 頭から落ちて頚椎に負担がかかったのか、なまじ受身なんか取ろうとした為に丸まった首が岩肌に当ったのか。そんなのどうでもいい。痛過ぎて気絶も出来ない。まだ落ちているのか止まったのかも判らない。


 決断しろ

 異世界で今死んだ者がいる

 まだ生きているお前の命を使い

 その体を蘇生させ魂を移せる

 是か非か


 話し掛けられたのではなく、頭の中にいきなり情報全体が押し込まれた。


(生きたい!)是のほかに選択肢などない。

 何かから引き剥がされて痛みが消え、持ち上げられる感覚があって、高速のエレベーターに乗ったように加速する。あれ? 体が遠近法が掛かった後ろにあるような?

 急停止と同時に今度は激しい頭痛に襲われたが、それは一瞬。

 暖かい気配に包まれて痛みは消え、意識が溶けて行った。


 気が付くと、硬いベッドに寝ていた。

 目の前に、丸い襟に黄緑のツタ模様がある緑色の袖なしの貫頭衣を着た、中学生くらいの小麦色の肌の少女が座っていた。

 幼い顔立ちだが鼻筋が通っている。肩までの黒髪はややウェーブが掛かっている。東南アジアよりラテン系っぽい。部屋の中も夏のように暑い。


「気が付いた? 待ってて、動かないで! 神殿主様を呼んで来るから!」


 少女は犬に「待て」をするように開いた手の平を向けると、足早に出て行ってしまった。言葉は判るが口から出ていた音が違う気がする。自動翻訳されているようだ。

 とりあえず起きてベッドに腰掛ける。膝下まであるゆるいTシャツのようなものを着ているだけだ。見えている足が浅黒く細い。

 床にローマ兵風の革のサンダルがあるので履く。グラディエーターサンダルだっけ?

 サンダルを触る指も細く長く、やはり浅黒い。顔に触ってみると自分を触っている感覚はある。

 腕も脛も毛がないので確認したら、首から下は体毛がない。


 別の世界の他人の体で蘇生したのをあっさり現実として受け入られた。たぶん、助けてくれた何かがその辺も自動翻訳のようにやってくれたのだろう。神殿と言う事はどこかの神様か。

 そんなことを考えていると、ラテン系少女が彼女よりは色白の細面の、いかにも神官の長らしい気品のある美女を連れて戻って来た。

 背丈は少女より頭一つ以上高く、ウェーブの強い黒髪に銀の細い網のような鎖を被り、着ている民族衣装風の踝まであるゆるい七分袖のワンピースは、襟周りだけでなく袖口と裾にも豪勢な黄緑のツタ模様が入っていた。この人が「神殿主様」か。

 座っていると失礼な気がして立って頭を下げる。


「動けますね? 恵み深き母なる神の使い、フロレンシアです。状況が、判りますか?」

「西郷孝弘です。崖から落ちて死に掛けて、別の世界の死んだばかりの人の体に生まれ変わったんですね? 助けてくれたのはここの神様ですか?」

「そうです。的確に事態を把握出来ていますね。どこか、具合の悪いところはありませんか」

「さっき、頭が痛かったけど、治ってます。体はどこも……あれ?」


 ハイキング以前のことが思い出せない。


「どうしました?」

「記憶が、ないんです。崖から落ちる前の。名前以外自分がどんな人間だったかも思い出せません」


 神殿主様は自分のことのように辛そうな顔になった。この人の名前、なんだっけ? この状況でいきなり名乗られても覚えられないよな。


「あなたの今の体、ガビランは頭を強く打って亡くなりました。命を司る神であらせられる母なる神の治癒魔法は死体の損傷は直せません。神よりご指示を賜り蘇生して直ぐに治癒を施したのですが、あなたは一瞬頭に死ぬほどの大怪我を追った状態っだったのです。そのためだと思われます」


 俺の命を使って蘇生させたにしても、俺も死に掛けてたんだからこの体が完治するはずもない。にしても、この人瀕死の重症治せるんだ。


「この世界に来たことを後悔していますか」

「あのままなら無駄に苦しんで死んでいたと思います。助けて下さった神に感謝致します」


 神殿主様は安堵の笑顔になる。何をしても上品な人だ。

 

「母なる神もお喜びになられるでしょう」

「命を助けて頂いたのですから、出来る限りご期待に沿いたいと思います。母なる神は、地母神? 豊穣神ですか?」

「地母神の認識で良いと思います」

「なぜ、助けてもらえたのでしょう。何かしなければならないのでしょうか」


 何か特別な力が身についた気もしないから、魔王倒せと言われても困るけど。


「特に何かしなければならないことはありません。あなたはなにかしらこの世界に良い影響をもたらしてくれると期待されたのです。余程の偶然が重ならなければ、魂の移し変えなど出来ないのですが」


 いくつかの世界を見渡せる神でも、早々行えることではないそうだ。即死した者と転生してでも生きたいと望む者がいること、魂と体が適応すること、即座に瀕死の者を回復させられる術者がいること。

 たまたま助けられそうだったから、二人死ぬところを足して一人助けただけのようだ。


「ガビランはこことは別の街トラロックの神殿付属の孤児院の出身でした。あなたも母なる神の子として正しく生きてくれればよいのです」

「その、ガビランの名前で生きていかないといけませんか」

「いえ、神に救われたことを隠す必要はありませんから、あなたの名でよいのです。荷物の中に冒険者ギルドの会員証がありますから書き換えに行って下さい。こちらから事情は説明しておきます。行く前に食事をしていって下さい。でないと、また倒れますよ」


 ガビランは空腹で、神殿に着いた途端気が抜けたらしく倒れたそうだ。

 神殿主様は少女に俺の世話を頼んで出て行き、少女が枕元の小机に乗っていた荷物をベッドに置いてくれる。なんとなく仕草が人懐こいというより水商売っぽい。


「あたし、リタ。あんた、妙に長い名前だったね」

「名前は孝広だよ。西郷は苗字」

「一族名があるの?! 貴族だったの?」


 リタはなぜかいやな顔をする。貴族がいて嫌われてるってやっぱ中世っぽいのか。


「俺の世界でも昔は庶民は名乗れなかったけど今は誰でも名乗れる。自分がなんだったかは判らないけど、一般的な知識はあるみたいだ。貴族嫌いなのか?」

「や、そうじゃなくて、気軽に付き合えないとやだなって思っただけ」


 嫌われてはいないようだ。リタは微笑みながら顔の前で小さく手を振った。子供と大人の間の雰囲気が妙に可愛い。

 話しながら荷物を点検した。

 硬い革のベスト。一応防具なのかな。

 50センチくらいの剣と30センチくらいのナイフ、小物入れがいくつか付いた太いベルト。剣帯って言うやつだな。

 後は革の小さな前掛け。これも一応防具っぽい。


「荷物少なくないか? 冒険者だったんだよね。これ普通なの?」

「アイテムバッグ持ってるじゃない」


 リタが剣帯に付いた縦横20センチくらいの黒い袋を指差す。上から2センチ辺りにスリットがある。


「なんでも100個入る魔法の袋よ。4万ギムもするの。持ち主と許可された者しか開けられないの。売ったギルドでも開けられるけどね」


 どこぞの青ダヌキの腹に付いてるのの劣化版か。触ると、似たような袋が五つ入っているのが、見える?!


「なんだこれ、どうなってるんだ。触っただけで中身判るぞ」

「あたしに聞かないでよ、判るわけないでしょ」

「まあ、そうだよな。テレビがどうして映るか説明できる人間なんて、一般人にはほとんどいないだろう」

「てれび? なにそれ」

「遠くのものが見える箱、じゃないな。異世界の道具。やっぱ説明できない。それより、中にさらに袋入ってるけど」

「小袋は小さなものが100個入るの。それで子袋は1個扱い。2000ギムするよ。普通の袋じゃ中身も数に入るから」

「なるほど。ポーションとか入れるものか」


 手を入れて中の袋の一つを触ると、手の平に収まる大きさの円盤が入っていたので出して見る。厚さ5ミリくらいの大理石のような材質で、片面は魔方陣のような薄茶色の模様がある。


「これ、なんだ?」

「冒険者ギルドの会員証よ。触って表示するように考えると個人情報が出るの」

「なんで四角じゃないんだ?」

「あんたんとこの魔方陣四角いの?」

「丸いが」


 不毛そうなので黙る。表示と意識すると楔形文字のような線を組み合わせた表音文字が現れた。表音文字なのが判っているのに漢字混じりの日本語に見える。


 ガビラン 人間 男 属性 水 17歳 レベル7

 出身地 トラロック イエルシュ神神殿付属孤児院カンパニラ

 能力値他 精細表示


 17歳の表示を見て若いな、と思った。けっこうな年だったような。

 属性の水ってなんだろう。これは後にするか。


「名前ガビランのままだな」

「それは記録してあるだけだから、冒険者ギルドの感応石触って書き換えないとだめ。能力値と所持金は一々他人に見せるもんじゃないから、精細表示しないと見れないわよ。全部一度に出るようにも出来るけどね」

「この、レベルってどういうもんだ。冒険者の熟練度みたいなもんか?」

「経験値がある程度溜まると体の能力が全体に上がるの。それが何回起きたかって事」

「普通に経験値でレベルアップするのか。経験値はどうやって稼ぐ」

「一日一回母神様にお祈りすると貰えるけど、魔獣倒す方がいっぱい入るよ」

「そうか。ありがとう」


 なにか期待している雰囲気で俺と剣を見比べているが、めんどくさい事かもしれないので気付かないふりをする。

 精細表示、と思うと文字が入れ替わり、耐久力とか知力、敏捷性なんかに数字が付いたのが現れる。みんな二桁前半だ。闘技は闘気打、闘気斬、闘気突、闘気弾だけだが四つとも熟練度は10。 

 闘気打、闘気斬、闘気突は消費1だが闘気弾は5だ。闘気弾って素手で何か出せるのだろうか。拳銃撃つ感じかな。どうせならハンドキャノンくらいの威力があるといいな。

 魔法は使えないようだ。基準が判らないがレベル7の17歳だとこんなもんか。

 霊障壁値なんてのもある。オーラバリアみたいなもんか。霊力値はMPか。魔法使えないから、マナポイントかな。所持金は50ギムしかない。


「闘技の熟練度っていくつまでなんだ」

「10よ」

「ガビラン地味に努力したのか。しかし所持金50ギムってどうなんだ。まあ魔王倒せって50Gしかくれない王様もいるけど」

「あんたの住んでた世界ってかなりきびしいのね」

「や、今のは物語みたいなもんの話」

「でもそう言うのって何かしら歴史の真実を含んでるもんでしょ」


 なんでこんなとこに食い下がってくるんだ? やっぱりめんどくさい子だったか。 


「まったくの作り話だよ。それより50ギムの価値を教えてくれ」

「ギルドの宿に泊まるだけで一晩50ギムよ。母なる神の子なら神殿に30ギムで泊まれるけど。食事は朝が2ギム、夜3ギムね」

「素泊まり5000円として1ギム100円か。今夜の分はあっても明日は稼がないと野宿か」

「うん、早くご飯食べてギルド行ったほうがいいね」

「ギルド遠いのか?」

「中央通りの斜め向かいよ。どこでもギルドと神殿は街に来たものが最初に来ることが多いから、中央通りの外壁門の近くにあるよ」

「近くて何よりだ。この上に装備付けるのか? これ寝間着じゃないよな」


 リタはきょとんとしている。寝間着の概念がないのか。


「寝る時用の服? なんかちょっと意味が判らない。寝る時はなんにも着ないよ。あんたは倒れたから装備だけ外して着たまま寝かしたの」

「やっぱ、ないのか。下着は?」

「なにそれ? 美味しいの?」

「口に入れる奴もいなくはないが。へその下方面汚れやすいから服の下に小さい布腰に巻いとくとか、そんなの」

「服は寝る前に脱いだら洗うんだよ。体もね」

「色々違うみたいだな。まあ、少しずつ教えてくれ。ともかく、腹減ってる」


 リタに手を引かれて部屋を出た。保護された迷子じゃないんだが。個人的に触りたいのかこれが普通なのか判らないので逆らわない。けっこう可愛いので断る理由もない。

 寝かされていたのは神殿の宿泊施設の二階で一階が食堂だったが、人はまばらだった。朝と昼の間くらいの時間だとリタに言われた。

 席について待っていると、リタが定食風にトレイに乗った食事を持って来てくれた。

 トウモロコシの様なものが少し入ったスープと手の平くらいの薄いパンが二枚。インドのパンみたいなもの、チャパティに似ているが、食べたら雑穀風味だった。

 スープは素材の味を生かした塩味。


「このスープ、もうちょっと出汁が効いていればな」

「そうだね、バッタの殻とかあるといいね」


 また妙な期待をしている感じがするので、バッタの出汁については聞かないことにした。


 食事が済んだら、ギルドに行く前に祈るように言われた。食堂の壁際に胸の高さの脚付きの水盤が置かれている。

 教えられた通り、水をもらうように両手を合わせて差し出し「母なる神の恵みに感謝します」と唱えると、ふわっと風を感じた。


「なんだ、今の風みたいの」

「お祈りは神様の力になるの。神官なら回復魔法なんかを授かるんだけど、普通の人は一日一回経験値をもらえるの」

「そうか。神様どこにいるんだ」

「別の世界よ。ここは魔獣はいっぱいいるけど神様が住めるほどは霊気が濃くないの」


 別の世界にいてもちゃんと判る様なご利益があるなら毎朝祈ろうと心に決めて、冒険者ギルドに案内してもらう。

 外から見た神殿はギリシャローマ風ではなく、でかい神社ををごつい石造りにしたようだった。


 大通りの斜め向かいのギルドはただ四角いだけの四階建てで、中は神殿の食堂と大差なかった。奥に西部劇の銀行のような鉄格子で仕切られた受付が四つある。

 三つは女の子なのに、左端の、日焼けしたのか地黒なのか、かなり黒い、じゃがいもみたいなごつごつしたおっさんのところに連れて行かれた。

 リタは今日一日俺のお守り役だと言って帰らない。


「おめえか。別の世界から来て記憶なくしたって難儀な野郎は」


 雰囲気だけでそれと判る相当な実力者っぽい無駄に豪快なおっさんだ。逆らわない方がいいだろう。


「情報は的確に伝わっているようですね」

「結構余裕じゃねえか。もうちっと焦ってると踏んでたんだが」

「言葉が判ったり字が読めたりするのと同じに、その辺りも母なる神が調節してくれたんじゃないかと」

「かもな。母神様絡みじゃなきゃ、俺もこんなとこ座ってねえ。言い遅れたが、この支部を預かってるエステバンだ」

「西郷孝広です。ギルドマスター? 支部長ですか?」

「支部長? ま、そんなもんだ。名前変えるにしても、一族名は名乗れねえぞ」

「孝広でお願いします」

「タ、カ、ヒ、ロ、だな。会員証をよこしな」


 円盤を渡すと直径5センチ程の赤い宝石がはめ込まれた板を渡された。


「その感応石を触りな。指でもいいが、べたっと手を当てるもんだ」


 言われた通りにすると、地黒のおっさんは下を向い何かを操作しているような動きをし始めた。こちらからは頭しか見えない。


「よし、これでいい。能力値も前とは違ってるかも知れねえから、確認しな」


 返された会員証を表示すると名前がタカヒロになっていた。能力値の知力だけが137になっている。


「知力変に高いんですけど。数字まで覚えてませんが、全部二桁前半でした」

「知力だけ元のおめえのかな? 幾つだ」

「137です」

「そりゃ、俺とあんまり違わねえぞ」


 良いのか悪いのか判らない。

 黙っていると地黒のじゃがいもが怒る。


「おい、こら、なんだその沈黙は。17でその数値は魔導師でもかなりの秀才だぞ。元はそこそこの年だったんじゃねえか」

「薄々そうじゃないかとは思っていたんですが、知力以外全部ガビランより下だったと」

「ま、そうだろうな。ガビランって野郎も不憫だな。霊力値売ってまで欲しかったアイテムバッグ買ったはいいが、10倍消費技使えなくなって安全に稼げるこっちに有り金はたいて来た途端に死んじまってな」


 どれから聞いていいか判らない情報が一度に出てきた。


「10倍消費技ってなんです?」

「弱い技でも熟練度が10なら霊力10倍消費で10倍の威力の攻撃が出来るのよ。個人技がなくともちっとましな獲物獲れるわな。個人技ってのは10倍消費をもっと強力にしたか、霊力消費を抑えて同じ威力にしたもんだ」

「会員証には出ないんですか?  闘気打、闘気斬、闘気突はそれ使えるはずですよね」

「10倍消費を意識して使えば出来るはずだ。変化させて自分で名前付けねえと出ねえよ」

「後でやってみます。ここの依頼は安全なのがあるんですね」

「おうよ。おめえから見て左の壁が常設依頼、右が期間指定だ。どっちも上が危ねえ」

「ありがとうございました。明日の宿賃もないんで、何かやらせてもらいます」

「うん、最初は無難なのにしねえ。落ち着いたら別の世界の知恵なんか教えてくれ。結構本気で期待してるぜ」


 もう一度礼を言って左の壁を見に行く。何か忘れてる気がするけど。

 一番下はモミジガサ買い入れだった。そんな山菜があったような。20枚1ギム。

 一番上は角ウサギ肉。報酬は応相談。時価なのかな。


「ウサギ狩りならツン連れてかなきゃ」


 西郷さんだからね、なんて考えていると、後ろに気配を感じた。

 振り向くと小さい赤茶色の三角耳があった。

 三角耳は同じ赤茶色のボーイッシュな短髪の頭から生えていた。白目がほとんど見えないほどの大きさの琥珀色の瞳、リタより少し低い鼻、やや丸顔。背中で振っている尻尾は巻き尾。身長は体感的に耳の先まで入れても150ないと思う。自分の身長が判らないが。

 耳と尻尾以外は人間なのだが、柴犬にしか見えない。


「連れてってくれるんだね」


 リタのより襟の模様が少ない緑色の貫頭衣を着た擬人化柴犬が嬉しそうに聞く。でも、ツンは薩摩犬だぞ。

 西郷だから調べたんだろうけど、なんでこんなことは覚えてるんだろう。


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