表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

満点と赤点

グダグダと過ごしているうちに既にテスト期間突入。

諸活動停止なので奏ちゃんも私も一緒に帰る。はずだった。

「小泉!勉強教えてください!!」

「私からも!奏くんおねがい。」

クラスの子達に囲まれる。

「えっと……」

「別にいいんじゃない?今回は授業型にすれば?人数多いんだし。」

横目で助けを求めたのは悠音ちゃんで、結局は助かったのかな。でも正直帰りたかった。


「じゃー1日目の数Bからやろうか。どこか説明して欲しいところある人いる?」

教壇に立ち、チョークをにぎる。左手には教科書。教卓にノートを置く。

「最初からわかんない。」

そう答えたのは一番前正面に座った奏ちゃん。

「じゃあ最初から簡単に説明していくね。」

今回参加したのはクラスの半数。15人ちょっと。悠音ちゃんは教卓横のパイプ椅子に座り教科書を読んでいるので参加はしていないんだろうな。

先生と違って質問しやすいのか、いろいろな質問をもらう。それもひとつひとつきちんと答えた。


 「はい。一応テスト範囲は以上。まだ一学期中間だから、範囲は少なくてよかったよね。」

30分ちょっとで簡単な説明は一通り終わった。しゃべる続けていたのでちょっと疲れたけど。

「問題とかといててわからなかったら呼んで。教えに行くから。」

「私も出来る範囲は教えるよ。」

教科書を閉じ悠音ちゃんはすくっと立ち上がる。ちなみに悠音ちゃんは学年10位以内確定の天才ちゃん。文武両道ってやつですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ