表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

姫と王子

自分で言うのもなんだが、私はモテる。女子に。

その辺の男よりはモテる。私自体女の子は割と好きなほうだし悪い話ではない。

「あ、奏くん!おはよう。」

「おはよう。朝から君に会えるなんて運命感じるよ。」

えへへと照れる女の子。そんな女の子を見て私は幸せになる。

そんなことを考えながら教室に入る。すると私を見つけるなり1人の男子が手招きする

「小泉!俺今日数学当たるんだよ!!教えてくれない!?」

なんだ、と思い教科書を見る。

「この式をココに当てはめてから計算する。するとこうなるでしょ?」

ノートの端に計算式を説明しながら書いていく。

「お、わかった!ありがとな!」

そう!このように男子にも嫌われない。

人生うまくやっていってる。


「奏ちゃんおはよー」

奏ちゃんとは同じクラスの子。同じ名前なんだが性別が違う。

私より女らしい男子。奏ちゃんは男子にモテるタイプ。

女子にも人気がある。

「奏ちゃん、部活の助っ人頼んでもいい?サッカーなんだけどね。」

「俺でよければいいよ!」

明るくニコッと笑うその顔は女の子みたいだ。

声は周りの男子よりは高く、女子よりは低い。でもどっちかって言うと男声より。

逆に私の声は、男子よりは高く、周りの女子よりは低い。でも女声よりだ。


そんな私と奏ちゃんは学年で姫と王子なんて言われている。

仲はいい方だし、よく一緒にはいるからわからなくはない。

でも、性別逆転しているようなのが気になる。

それでもいつも、まぁいいかで流している。


これはそんなわたし達の日常話。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ