表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

■プロローグ■

「若葉園のみんな、桜園のみんなと仲良くしてね」


園児たちからハーイと元気な返事が返り、みんなそれぞれ遊び始める


今日は若葉園の園舎が改修工事のため、若葉園の園児たちは近くの桜園に来ているのだ




あるグループでは鬼ごっこをやろうとしている


そのグループ中の男の子が園庭の端っこで女の子が一人でいるのを見つけ、声をかける


「あっちで一緒に鬼ごっこする?」


しかし女の子が答える前にグループのリーダーらしき男の子がいう


「そんなやつほっといて早くやろうぜ」


それを聞いた女の子は悲しい顔をして俯いてしまう


どうやら女の子は仲間外れにされているようだ


「ゴメン僕やっぱり鬼ごっこやらなーい。ねぇ君、僕とあっちでボールで遊ぼう」


男の子は女の子の手を引いていった




「どうして私なんかと?」


女の子は男の子に尋ねる


「うーん、ただ君と一緒に遊びたかったからかな。そーだ僕、河内颯(かわうちそう)っていうんだ、よろしくね」


「私は北川舞だよ」


そこまでいった所で声がかかる


「颯くん、あっちであの子たちとボールで遊ぼう!」


「あっ!信一くん、舞ちゃんも一緒にいい?」


「うんいいよ」


「ほら、舞ちゃん行こう!」


「うん!」




しばらくしてお別れの時間がやってきた


初めは1人だった舞も颯たちのおかげで友達が出来たようだ


「颯くん、信一くんばいばーい」


「「ばいばーい」」


2人と遊んでいた子たちから声がかかり2人が答える


しかし舞は颯にくっついてはなれない


「颯くん、行っちゃやだ!」


「舞ちゃん、また会えるよ」


「でも…」


「じゃあ指切りしよう、また絶対会うって」


「うん!、約束だよ!」


2人は指切りをして別れた



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ