例のジーパン
昔々、デニムとかジーンズがジーパンと言われていた頃
友人がジーパンを買いに衣料品店に行きました
いろいろなメーカーがあり、流行りもありましたが、みんなそれぞれお気に入りがありました
国産と輸入品では価格もかなり違いました
やはり本場からの輸入品はブランドとしての地位までありました
そんな中、友人もあるメーカーのジーパンを探していたのです
店員「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」
友人「例のジーパンありますか?」
店員(例ってなんだろう?それで意味が通じるほどのジーパンがあったっけ?しかし、知らいないのは店員としては失格だから探りを入れてみよう)
店員「例のですね?ありますよ!この辺りですので御覧ください」
友人「えーっと例のジーパンを初めて探しているのでどれでしょう?」
店員(やはり噂だけを聞いて買いに来られたんだな。よしよしもう少し探りを入れて)
店員「あの例のジーパンですよね?何か雑誌でも見られたんですか?」
友人「日本人に合ったフィット感だと聞いたんです」
店員(日本人にあったフィット感?日本製かな?)
店員「例のジーパンは確かにフィット感がしっくりしますね・・・」
友人「それで例のジーパンはどこですか?」
店員は焦りだした
店員「え~と・・・」
友人「あれ?例のジーパンはあるんですか?」
店員は冷や汗をかいてきた
ついに追い詰められた店員は衣料品の専門家であるプライドをかなぐり捨て恥を忍んで客である私の友人に聞いた
店員「すみません・・・例のジーパンって何のことですか?」
本当に店員はバツの悪そうな顔をして言った
友人「えっ?例のジーパンですよ!例の!・・・流行っているでしょ?」
実は
「例のジーパン」とは当時流行っていた「LEEのジーパン」だった
友人はブランド名であるLEE「リー」を「レー」読んでいたのだった
とんだお笑い話だった
しかし平和だ




