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異世界転生して仲間入りした勇者パーティーを追放されました ‐でも最強スキルだから一人で無双します‐  作者: かるとるん
三章 ~主人公はようやく現れる~

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二十九話 暗黒への招待

 セブンシン。闇が生んだ前座にして先兵。奴らの住処は時間の流れが異なる異空間。


 悪魔、デモワールは強者との戦いに備えて身を休めている。常に全力を出しているため、一度の戦闘で消費する魔力量が尋常じゃない。


 異空間に現れたのはエルフ、エルフェード。デモワールを見つけると、気に入らないように愚痴をこぼす。


「ヨイヤミ……と言ったかあの男。随分と秘密を抱えているなぁ~。お前はどう思う?」

「強者との戦いを成していない」

「ああああっ! 話の~通じない奴だあっ!」


 本を投げ捨てるエルフェード。癇癪(かんしゃく)を起こした子供のように駄々をこねる。


「話にならない! どうしてこんなに王を(ないがし)ろにするんだああ~」


 頭を抱えて座るエルフェードに、デモワールは目線を投げる。


「…………なんだ」

「俺の邪魔をするな」

「ケッ。あ~くだらんぞー。お前なんかに構う暇はない」


 エルフェードはゲートを開いて出て行った。


「…………」


 デモワールだけが残る異空間。そこに現れたのは機械生命体、ギアだ。


「…………」

「……なんだ、貴様」

 

 ギアは何も話さず、意味不明な電子音をデモワールに飛ばす。


「ほう。見つかったか、強者が」


 デモワールもゲートを開き出て行った。


 ギアは異空間に残る。自らを停止させ、眠りにつく。


 セブンシン。協調性はなく、自らの目的のために動く。だからこそ個々人が最強であり続ける。


 この場に揃ったのは三人。残り三人と、二匹。



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