46/67
結局はどうでもよかった。
自分の幸せは、誰かの不幸との引き換えなのだ。
「本当の事を言うとね。どうでもよかったんですよ。色んな仕掛け、色んなフラグ、色んな伏線を用意して、私は待っていたんです。」
…う、うう…なんだ、何を言っている?誰…誰だ?
「私は、キミが、この世界を儚んで、絶望し、どこか何もかも諦めながら生きているように感じていました。そして、それはまた私と全く同じ生き方に思えました。」
…ちくしょう、う…ごけよ…身体
「私はキミと、この世界を1から創り直そうと思っています。しばらくは休んでいて下さい。…あっそうそう、指導部が保護した児童、保護者、教員達、そしてキミの大切な友人達も現実世界に戻しておいたから、大いに語らうといいよ。今のうちにできることをできるだけ…ね」




