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憑鬼との融合
死を恐れるのは、それを知らないからに過ぎない。
つまり、元教え子で元部下の彼と元部下の彼女が、憑鬼と融合した存在ってことなんだろうな。
「はい、先生。おっしゃる通りです。私は、『鬼』と融合しています。」
憑鬼皇帝は1200存在してると、以前習った。鬼については全くわからんが。
「私も『鬼』と融合しているよ。鬼は現在までに5体確認されている。」
おお、意外に少ないな。という事はあと3体は何処かにいる訳だ。
ニヤニヤする2人。…な、なんだそのニヤニヤ。えっ、えっま、まさか、うそだろう…。
「お、俺か?」
「ご名答!」
最近、「ご名答」と言われてロクなことがない。なんでこの俺が、鬼と融合してるのだというのか、マジかよ。
「あとは、先輩?」頷く2人。あと一体は誰だ。
「彼はいま、こちらに向かって来ていますよ。キミのよく知る人物ですがね。」
「街舵、関係したりしないよな」恐る恐る聞いてみる。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
…うん、はい決定。やっぱりアイツか。




