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転生①

2038年俺浅田律は愛知県のそこそこ田舎に住む17歳の高校2年生今日も俺は学校での日常を過ごす。


「なぁ静佳。」


俺は手榴弾の実用的な方法を先生が解説してるとき隣の席にいる青波静佳という自称美人を名乗っている変な俺の友達に声をかける。正直普通に美人なのだが


「どしたの?浅田」


静佳は首を傾げながら答える


「第4次世界大戦が始まったじゃん?基本的に徴兵される人って二十歳以上の国のためにならなそーな人間じゃん?でも二十歳未満の人でも親の同意があればお金10万円を対価に子供を差し出せるじゃん?それで俺の親戦争の被害のせいで失業してお金がベリー困ってるんだよね」


静佳は適度に相槌しながら答える


「それで死ぬ前に私に告白するの?」


「しないし戦場に行かとも言ってないし誰がお前みたいな自称美人の性格残念女に告白するんだよ」


普通に何言ってんだこいつ


「純粋にお金ないから100万ちょうだい」


と当然のように言う

これにより100万ねおっけおっけみたいなノリで貸してくれるはずだ


「いや普通に無理に決まってるでしょ。あと自称美人じゃなくて他称美人で性格パーフェクトな女の子ですわ」


気持ち悪い語尾をつけながら間違ったことを言う静佳


「いやだってぇ静佳の実家お金持ちだしぃ100万円を貧乏庶民に投げるくらい余裕かなぁと思ってぇ」


と俺はもじもじしながら言う


「いや普通にキモいしね」


と人を本気で蔑んだ目で言う性格パーフェクトな女の子  流石に言い過ぎじゃない?




 ♠️


「ただいまー!」


放課後学校が終わった優越感に浸りながらいつもと同じように言うのだが


「あれ?」


おかえりが帰ってこない仕事でも見つかって面接に行っているのであろうかと適当に考えながら廊下を歩くと


「おかえり律」


といつもの元気な母とは裏腹に徴兵されているお父さんが死んだのではないかと言うくらい暗い声で言う。ほんとに死んでないよね?


「話さないといけないことがあるの。」


ほんとにほんとにお父さん死んだわけじゃないよね?



「あのね、あなたを戦場に行かせることにしたの」


よかった。お父さんは死んでなかった。


「ん?.....嘘だろ」


どうしてそう言う思考になった。お母さんは頭がおかしいんじゃないかそんな俺の考えを読んだかのようにお母さんは言う


「私たちの家庭正直もう電気代は愚か明日のご飯代すらないの。だからあなたを戦場に出してお金を貰えば私の生活は潤うし律は生きて帰ってかられれば大丈夫と思って...」


と母は声をだんだんと小さくしていきながら語る


「いや...そんなの」


と俺の言葉を遮り母は言う


「おかしいよねそんなの...おかしいに決まってる」


弱々しい声で母は言葉を続ける


「でもそれしか道はないの。もう求人なんてものはない。だから仕事に就けなくてお金は稼げないじゃあもうお金を得る手段は」


そこで母は一泊置き涙を流しながら言う


「律あなたを戦場に出すしかないの」


言っていることがまるで理解できないどれだけお金が必要だとしても俺を実の息子を戦場に出して10万にする?冗談じゃない


「俺は..それに同意できない」


動揺しながら俺は言う


「そうよねあなたは否定するわよね。」


それを予測していたように母は悲しげに言う


「でも、ごめんなさいもう申請書を出して通ったの」


つまりそれは俺が戦場に確定で行くと言うことであり俺がそれを理解したと同時に俺は生きていく上で大事な何かが切れたと感じた。


















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