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優雅な朝を

作者: あまね

朝日が上る前に起き上がることが、理想ではあるが、寒くなってきて、布団のあたたかさが、手放せない。


学生時代も、同じような理由で、目覚ましのアラームを時間ギリギリで間に合うように、セットしていた。

しかし、完徹をしても無理がきく学生時代とはちがって、そんな体力もないし、学生時代は根拠なく感じていた、時間と言うものは、無限のように湧き出るなどとは、さすがに思ってはいない。


そう、天からのお小遣いのようなものだ、上手くやりくりしなければ、損をする。

何かしらが犠牲となる、昔の偉い人か、カッコつけた人の至言。


時は金なりと言うことだ。


時間の使い方こそ、お金を使うように無駄遣いせず、大金を扱うように、計画的に、利用しなければならない。


ルーティン、計画的に過ごしていれば、損する確率はグッと減るだろう。


計画的にいかないこととあるだろうが、パターン化して複数のパターンを持つことも重要だ。


そして、今朝のように、すこしばかり起きるのが遅れた場合は、家での朝食は諦め、ファーストフード店のコーヒーとハンバーガーを車で食す。


それすらも難しい場合は、さらに近くのコンビニエンスストアにて、スポーツ新聞、経済新聞とコーヒーをいただく。


車内のラジオから、進行方面の混雑具合を確かめるのも、重要なことの一つだ。

季節や天気、時間帯に、近くの学校などのイベントによる混み具合の予測といった経験則も重要ではあるが、やはりこういった情報を得ることで、ルートを決めてスムーズに優雅に安全運転をし車を進める。


これが気持ちいい。


後ろに並ぶ車への優越感。


学校の送迎や、仕事場に向かう車の流れを、こちらが支配しているという実感。


法定速度を守っているがために、鳴らされるクラクションをする運転手に思う。


もっと時間を大切に、そんな怒りのまま会社などに行ってもいい、パフォーマンスは得られないだろうと。


自分のように朝だからこそ、優雅にコーヒーを飲みながら運転をする。

 

強引な割り込みや、乱雑な運転になると、パトカーのサイレンが聞こえることもある。


朝の祝福のファンファーレのようだ。


一通り巡回が、終わり昼頃に家に戻る。


主夫としてやるべき家事を片付ける。

やはり優雅に朝を過ごすことにより、家事のパフォーマンスも上がる。


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