メール2
【はい】を押した××。
その瞬間、パソコンは強い光を放った。
それと同時に、俺らの意識は薄れていった。
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目を覚ます。
脳が完全に覚醒し、はっ となった俺は当たりを見回す。
目の前には大草原が広がっていた。
右を見る。
そこには××が寝ている。
これは夢か?
夢だったら痛みを感じないらしい。
本当かどうかはわからないけど。
とりあえず試してみるとする。
手を自身の頬に当て、思いっきり抓ってみる。
「いででででっ」
痛い。
ということは現実なのか?
だが、さっきまでは俺の部屋に居たはず。
じゃあどうやってここまで来た?
いや、まだ現実と決めつけるのは早いかもしれない。
明晰夢と言うものかもしれない。
そうだ…。
これは明晰夢なんだ。
きっと。
「ん…んん…」
隣でむくりと起きた××。
××は周りをゆっくりと見渡している。
「…!?
な、なあ…!ここはなんだよ!?
さっきまでお前の部屋いたよな!?」
「いたけど…」
ああ、頭の中がごちゃごちゃだ…
ここは現実なのか?夢なのか?
ああ、もう…何なんだよ!!
家に帰せよ!
すると突然、脳内に直接アナウンスらしきものがながれる。
<スキル(???)を発動します>
スキル?発動?
……あれ、なんでだ?なんで俺はさっきより落ち着いてる?
スキルというものか?
「……なんなんだ…」
今日は厄日だ。
「と、とりあえず状態確認しようぜっ!?」
「落ち着け、××」
「なんでお前はそんなに冷静なんだ!?
変なとこに来て!
夢かもわかんない所に来て!
何でだよ!?意味わかんねぇよ!!」
暴れ出した××。
落ち着け。
頼むから…… 落ち着いてくれ。
俺までおかしくなるから。