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群青色でした。  作者: 柚乃 琉姫
幻想カ夢カ現実カ。
1/1

俺と夢の子

7/6


気付けば俺は夢を見ていた。


隣には…"他人"がいたのに。


何故だか心地よくて。


安心してしまっている俺がいた。


それが不思議で不思議でたまらなくて、今日1日中頭からずっと離れなかった。

本当に"他人"なんだろうか。


もしかしたらどこかで会っているのでは?


そんな考えがよぎる。でも、確かに会ったことはないはずだ。


夢に出てきたのは、茶色の長い髪をした女の子。

歳は16〜17といったところだろうか。

藍色のセーラー服と薄手の紺色のカーディガンに身を包み、俺の隣で静かに微笑んでいた。

特に特徴的だったのは腕の赤いリボン。

そして首に付けられた十字架のついた赤いチョーカー。


何度考えても俺はこんな子は知らなかった。


『約束。叶えようね』


あの子は約束という言葉を口にした。

もちろん会ったことなんて無いのに約束などするはずもない。


やっぱり聞いた方がいいよな。

「お前…誰?」


『何言ってんの~私のこと分かんないとか言い出さないでね?笑』


「ごめん。分からない」

口調的に知り合いなんだろうけど、どうしても俺は思い出せなかった。


『じゃあこうしたら分かるでしょ?』

そう言って彼女は俺を抱きしめる。

そして…


『群青色って素敵だよね』

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