表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

~序章~




『俺はいつからこうして自ら眠っていたのだろうか? 眠りについてからどれくらいの月日が流れたのだろうか? この俺を目覚めさせる素質を持つ奴は、いったいいつまでこの俺を待たせるのだろうか……』




 暗く、音のない世界でそんな考えだけが何度も巡る。




『それにしても――遅い…………遅すぎるっ!! 何十年、何百年と待ち続けてきたが、もう我慢の限界だ!!!』




 怒りをぶつけようにも思考のみしか動かないので、どんどん物騒な考えが浮かんできてしまう。




『このまま俺がゆっくり待っているだけだと思ったら大間違いだっ! この俺を待たせるとは良い度胸だ!! 俺を待たせた事、後悔させてくれよう!!!』




 暗い洋館の奥で、勝手に決意を固めている男。


 この男が後に、ある青年の日常の平穏をことごとく砕く事になろうとは、この時、誰も想像すらしていなかった……。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆拍手☆←この作品を気に入って下さった方はどうかここから清き1票をくださると嬉しいです♪
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ