組織
俺達は源さんに連れられて
廃工場の奥の扉をくぐったら
五人の人がいた。
「今日から僕たちの仲間だよ」
源さんが俺達の事を説明すると
五人の人はそれぞれ自己紹介をした。
「俺は七瀬健太郎だよ」
健太郎さんって大学生っぽいな。
「俺様は石井聡ってもんだ」
ま、まさにヤンキーって感じだ。
しかも昭和よりの・・・・・
それに一人称が俺様・・・・・
「僕は藤田遼介です。みんなからはマスターって呼ばれてるよ」
「マスターはそこのカウンターでバーやってるんだ」
「金払わないといけないけどね」
なんか商売してるよ!!
いい人そうな顔して結構金にはがめつい方なのか!!
「私は成田優子よ。みんなバカだけどよろしくね」
「優子はドの付くSなんだよ・・・・」
こ、恐い・・・・・
みんな優子さんには逆らえない感じだ・・・・・
「ウチは内田綾や。よろしゅうな」
「綾はツッコミ担当だ」
「源さん!いきなりそんな紹介せんでくれる!!」
「いきなりツッコんだ・・・・」
「健ちゃんも悪ノリすな!!」
げ、元気だなぁ~
「まぁ、こんな感じの奴らでやってるんだよ」
「「なにを?」」
「ちょ、源さん。ちゃんと説明してないの?」
「綾、変な事言うな。僕はちゃんと説明したぞ」
「「えっ?」」
「源さん、ちゃんと説明しろって言ったでしょ?」
「ゆ、優子さん・・・・ぼ、僕の関節はそっちに曲がらないぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
こ、恐い・・・・・・
源さん涙目だよ・・・・
「とりあえず人助けをする組織だよ」
「佐伯!!そうなのか?」
いきなり佐伯が出てきてビックリしたじゃないか!!
すっかり、忘れてたよ・・・・
あっ!片山っていうやつもいたな・・・・・
※モヒカン野郎のことだよ! by作者
「よ、米君・・・それは、僕も説明したじゃんか・・・・」
「それより源さん大丈夫?」
「誤魔化された!!」
だって覚えてないもん・・・・
「みんな落ち着いて。依頼が来たよ」
「マスター依頼について説明して」
「その前にみんな何か飲む?」
『『『金儲けするきだ!!』』』
「みんな酷いなぁ~。僕はミーティングする時は飲み物が欲しいでしょ?」
「じゃぁ、タダなの?」
「健太郎、そんなわけないじゃないか」
「金儲けやん!!ゴッツ金儲けするきやん!!」
「綾、失礼なこと言わないでよ」
「んじゃ、タダなんですか?」
「佐伯、金は貰うよ」
『『『やっぱ金儲けじゃん!!』』』
コントだ・・・・