お説教タイム
何故だ?何故こんな事になるんだ!?
俺がなにをしたって言うんだ!?
何故俺は秘密基地で逆さ刷りになれなきゃいけないんだ!?
さぁ~て、何で俺がこんな状態かと言うと・・・・・
時は平成、十分前。
俺は秘密基地に着いた。
そこには里桜が待ちかまえていた。
俺はまず里桜に1発殴られ3回腹を蹴られた。
そこへ綾さんと優子さんが来てロープで体ををぐるぐる巻きにされて逆さ刷りされてしまった。
その間わずか30秒!
なので俺は10分近く逆さまになっているのだ。
流石に頭がボーっとしてきた。
「優兄ぃ、大丈夫?」
俺のことを心配してくれるのか!?
て、天使だ!!
美夕が天使に見えるぞ!!
「まぁ、自業自得って感じだけどね」
「えっ?俺のせい?」
「当たり前だろっ!!」
うわぁー、里桜機嫌悪いなぁ~。
俺、なんか怒られるようなことした・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・
「美夕、俺はどうしたらいい?」
「謝る!!」
「はぁ~」
やっぱり謝るしかないのかな?
「優雅君は、きっと女の子を泣かせる天才だと思うわよ?」
「何ですか、そのいらない才能は?」
「優子さんって良いこといいますねっ!!」
「「えっ?」」
ちょ、俺と里桜の頭にはてなマークが一杯だよ。
「でしょ?」
「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」
俺も里桜もビックリだよ!!!
女子を泣かせる才能ってなんだよ!?
あっ、やばい・・・・
頭に血が上りすぎて意識が・・・・・・・・・・・
「起きろっ!!!」
「・・・・・ん?」
どこだここ?
「優兄ぃ、早く起きないと死んじゃうよ?」
えっ?どういう事?
「優雅が起きない・・・・・」
「り、里桜ちゃん!起きないからってそんなもの使ったら死んじゃうよ!!」
「優兄ぃ、早く起きないと本当に死ぬよ!!」
どうしたんだ?ってか、どういう状況?
「早く起きろー!!!」
「って、うおっ!!!」
バ、バカじゃないのか!?
なんで俺を起こすために岩を投げるんだよ!?
「あっ、優雅が起きたぁ!!」
「なんで素直に喜べるんだよ!?」
「あらら・・・・・・」
ちょ、優子さん、軽く引いてる?
「優兄ぃが早く起きないからだよ」
「俺のせい!?」
「当たり前だろ!!」
「いやいや!どう考えてもお前のせいだろうが!!」
人に岩なんか投げやがって・・・・・
「なんか文句ある?」
「めちゃくちゃあるは!!」
「あぁ!?なんか文句あんのかぁ?」
「い、いいぇなにも・・・・・・」
俺、弱っ!!
ってか、なんで俺はこんな状況になってるの?
「優雅、覚悟しろ」
「はぁ?」
「目瞑って」
「なんで?」
「殴られたい?」
「目瞑ります!!」
殴られるなんてイヤッ!!!
「優兄ぃ、、、、、」
「どうした美夕?」
「ごめん!!」
「えっ?」
パシンッ!!!
「こらっ!寝てるんじゃない!!」
「ん?」
これは、もしかして、夢オチ!?
ってか、俺、どんな夢みてんだよ!!
滅茶苦茶な夢だったぞ!!
その後はお説教されました。
優子さんに女の子の扱い方についてたっぷりとお説教されました。
なんか地獄だったよ・・・・・・