『西村賢太論・・・雑記』
『西村賢太論・・・雑記』
㈠
先日、或る事情で、片付けをしていた時、本棚に、かなり昔に購入した、文學界が出て来た。表紙を見ると、何と西村賢太の名前が。様々なところで、西村賢太の没後、文庫本、単行本、雑誌を収集している自分にとっては、特別にありがたいことだった。
㈡
恐らくは、群像や新潮やすばるにも、西村賢太は生前寄稿していたに違いないが、昔から集めていた雑誌は、ほとんど文學界だけだったので、其れなりの数の、文學界は所有しているが、残しておきたいものを選別して、後は手放すことにしている。
㈢
西村賢太は、しかし、一番相性が良かったのは、文學界じゃないかなと思う。『雨滴は続く』も文學界だったし、最初に、「けがれなき酒のへど」で西村賢太を拾ったのも、文學界だった。文學界が出て来たことで、様々に書いたが、これを、『西村賢太論・・・雑記』、として置く。