特殊なクラス
三時間目の授業も終わり。次は昼食だった。中学までは四時間授業の後にお昼だったのだが、自分の学校では三時間目終了したらで入ってきてこれは驚いた。少ししたら慣れたものだったが。
「頂きます」
弁道箱を開くと白米に梅干しに肉類のおかずがこんもりと入っていた。成長期だがなんだかでいつもお腹ギリギリまで詰めてやっとなくなる。
隣では市川もふろしきを開き食べていた。中身はおにぎりとおかずだったのだが。おにぎりいいなっと思った。
「朱のはいいよなーもしかして親作ってくれてるの?」
「まぁね、いつも5時半に起きてるはずなのにお母さんはそれよりも早く起きて弁当作ってるんだよ……感謝しかないね」
「ふーん?あっタコウィンナー頂戴」
「ええよ。そのかわりにそれ頂戴」
そうやっていつも二人で分け合っていた。
ーーーカチッカチッー
「あぁ、またか」
今何が起きたかというと教室の電気が消された。
もういつものこと過ぎて慣れたものだった。これはその学校の伝統とかとは違って、変な「名残」に近い。
入学してから数週間。『節電期間』という謎の行事があり。それを続けていた。期間外になっても自分たちのクラスだけが続けていた。他のクラスはもう続けていないのに
「これ嫌なんだよね……」
「ん?なんで?」
確かに節電ではあるけど何も食事中じゃなくてもいいじゃないかってのが一つ。もう一つは何を食っているのか分からなくなっていくのだ。
二つ目のは、そこまで影響はないものの不快ではあった。だからといって声を大にしてやめろと言えるほど自分は精神は図太くなかった。
「はぁ〜なるほどな」
と市川は興味なさそうに話を聞いていた。興味ないなら聞くなや
そしてもう一人。あんまりいい顔をしていない人はいた。前回の男ーー土色 真矢。彼もこれが嫌いで顔に出していた。わざわざ言おうとはしないが。
これが一年間、ずっと続くとは思いもしなかった
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「へぇー?真矢ってバレー部なんだ」
「まぁな、バレー部入る気なかったんだけど、誘われてな」
「へー?その髪型で?」
「カッコいいからいいだろ」
「生徒指導されても知らんからな」
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実は、この頃恋くんがすごい成績を残した、確か、自転車でのなんか発想なんとかで県で認められたとかなんだとか。
素直にすごいなっと思った。ただ、すごいとは思ったけど身近な存在すぎてそんなにすごいとは思わなかった。彼もなんともなさそうであった。
最後まで見てくださりありがとうございます!!!
最近暑くなって来ましたね!!暑くなって授業中寝る事が度々ありますが私は頑張っています。
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