一週間で既に心が折れそうだった。あと被害者
二、三週間が経過。
学校生活では順調とは言いづらいものの少しずつ友達ができ、授業にも特殊科目ができたものの慣れてきていた。
なのだが……どうも部活には馴染めなかった。
部活では同学年とはうまく話すことができず、先輩には敬語で話して自分から気づいて色々していかなくてはいけなかった。
プラスして朝練では早起きが苦手だった。いつも死にかけだったし、実に話を言うと二、三年の間ではそこまで評価は良くなかったらしい。
というのも実は自分は車登校をしていた。それがおかしかったのだろう。クラスでも自分一人だけで恥ずかしかった。よって
「お母さん自転車で電車で頑張って登校する」
「そうね……朝早いから一人で頑張って起きるのよ」
かくして了承を得るのだった。
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それからというもの朝5時半で起きて電車に揺られて自転車で先輩達と登校。
そこから朝練、授業。終わったら6時まで部活と、自分で言うのもあれだがなかなかハードな日程を送ることになった。それでも充実しているとは思っていた。
尿検査では三回は引っ掛かったがなんとか頑張れていた。
だけど!!
その日の数学の授業中。それは起きた。
がっつり目の前で上原は携帯をいじり、それを数学の先生は見ていた。そこからはお察しの通り
「上原!!後で職員室へ来い!!!」
授業終了後に彼女は「あちゃー!」とやっちまったみたいな表情をしていたがそれどころでは無いだろうに
自分はその頃から感じていた彼女に対する苛立ちを消化するように鼻で笑ってやった。
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なのだが、なぜかその後自分も担任から職員室に呼ばれる。
なぜ?ーーー
先生の手には上原の携帯となぜか自分の携帯があった
あまりの展開に呆然となる。いつもは脇にかけてあるバックに入れているはずなのに
「せ、先生!?なんで自分の携帯持ってるんですか!?自分はちゃんとしまっていましたよ!!」
そういうと先生は困ったような表情をする。先生はチラッと自分の隣を見る。
まさかーー
隣にはニタニタと笑う上原の姿。
こいつ○してー!!
その時は溢れ出る殺気を抑えながら携帯を返してもらった。その時からなぜか上原と自分。橋下ともう一人と
もうそれは『四皇』とか不名誉な名称を授けられ、クラスの陽キャというか話したこともないやつに笑い者にされるようになった。
この事件が何故か顧問に耳に入り嫌味ったらしく言われたり先輩からの圧力が一層強くなった。そしてこの時からだろうかある先輩に目をつけられたのは
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