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四人目…

「あれ、なんか思ってたのと違うことが起きてる。」


 そこには、俺の同僚の一人がドアに手をかけながら、こちらを覗いていた。悪魔には珍しい明るい茶色の髪に、狐のように横に伸びた目は見間違えるはずがない。


「なんでお前は普通に城に入ってきてるんだよ」

「まあ俺顔が利くからな」

「……悪魔なのにか?」

「悪魔なのにだ」


 どうやら俺はここに来てから、新発見ばかりをしている気がする。同僚のほうを見ていれば、彼はわかりやすく金髪のほうの彼女に目配せを送っていた。それに応えるかのように彼女もまた、ニヤッと口をゆがませた。


「まじかー、もっと早く来ればよかった」

「?お前なんでこんなところまで来たんだ?」

「ああ、魔王様がいつまでもたっても酒が届かないんでしびれを切らしたようでな。城を抜け出したから様子を見にこようってことでここに来たら、お仲間さんが団長に連れていかれましたよ、なんて言われてお前のことだろうとここまで来たんだよ」

「うわ、じゃあ早く帰らないといけないわけか」


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