ミハエルとの生活
憧れだったミハエルとの生活彼女は幸せになれるのでしょうか?
ミハエルは彼女の手があかぎれだらけになると彼女の手を触ることさえ
嫌がる様になりました。足の指もそうです霜焼けだらけの足を
触らなくなったのです。
彼はアカラサマに若い女性と浮気をする様になりました
サラがアイロンをかけてビシッとエリがたったシャツを着て
若い女性の元へと向かうのです。
自分はドンドンこの生活に身を削られていくのにです。
しかも冬場だけシーツの洗濯を辞めたいというとスプーンを投げつけられ
ました。
スプーンには貴方の食べる糧は家事しかないのですよという意味がこめられて
いる様でした。
だからといって今だに正式な結婚式や上司への顔合わせなどは一切ないのです
サラは無意識に元いた家をめざしました。
歩いている所を馬車に乗せられ元の家に戻されます
そんなある日自分を贔屓にしていた薬問屋の馬車に街で出会います
薬問屋もサラの薬が手に入らなくなって困っていましたし
未だサラに支払っていない薬を売った代金を持っていました
「サラさんもお弟子さんも消えちゃったからこの金貨どうしたらいいものか
それよりサラさんの回復薬がなくて今後どうしようか卸し先とも
協議していた最中なんですよ」と言っている
サラはそのまま問屋がマリドラの街に向かうというので後ろに乗せて
もらう事にしました。
ミハエルはサラを探しました。早馬の馬車を貸し切っては前回同様
街道をマリドラに向け走らせます。今度は見過ごしたかと
折り返して来てもサラは見つかりません
今度はマリドラの門番に金貨を渡しサラが通過したら
自分へ報告をよこすように約束させてやっと王都へもどりました
サラの手配書がマリドラの町のあらゆる場所へ貼り出されました
ところが薬がほしい問屋は馬車にサラを隠したまま門を通過して
サラを元の家へ送り届けてしまいました。これでは門番は気づけません
サラは彼がいない事は知っていました。彼はS級冒険者二人の襲撃を受けたの
です。
ここで気づきます彼女は何がしたかったのでしょう?
ミハエルが彼らを襲撃に向かわせたのはサラ自体が彼の事を
良くないものとしてミハエルに伝えていたからでしょうし
自分がいなくなった自分の家が彼の物になる事も良く思っていませんでした
王都での暮らしは彼女の望んだものに近く
ご近所さんと楽しくお洗濯をして
愛する彼のワイシャツにビシッとアイロンをかけ送り出す
自分の手料理で彼を満足させ
彼の女性の様なきめ細やかな肌にふれ生活する
性生活が無かった訳でもありません
ここで考えていた彼女の理想とした生活はほぼ100%達成できていたのです
では何故彼女は戻ってきてしまったのでしょうか?
自分でも理解できません。あれ程彼の子を授かる事を願ったのに
戻ってきても叩きだ出した彼はここにはいないのにです?
3話完結となります




