運命の訪れ
ハハッ...
渇いた笑い声が出た
常識に囚われない奇抜な思考、
それを実現する高い能力
僕、とんでもない人とパートナー組んじゃったな
「おーい、気でも狂ったか?」
スエードの失礼な言葉で意識を戻す
「いや違うよ...本当に君は、スエードは凄いや。」
「でも解除魔術からの引用だし、それに仕組みは結構単純でしょ」
仕組みが分かるのと扱うのは違う。
それに高等魔術なんてどこで教わったんだろう?
「魔術は師匠に教わったんだ。それで。」
師弟制度
才能のある幼い子に師をつけ、戦場で魔術を使いながら戦わせ
魔術師としての英才教育を施す
少し前に廃止された制度だけど、納得した、
「最後の制度対象だったみたい。」
「みたいって?」
まるで他人事の様な言い方が不自然で気になった
「実はあんまり覚えてないんだよね。私、その当時の記憶がまったく無いの」
記憶にも残らない幼い頃から戦場で魔術師として戦っていたという事だろか
そうだとしたらスエードの非凡な能力は自身の努力で...
「スエードは、がんばり屋さんなんだね。」
きっと辛い事もあっただろう、それでも努力を重ねて傲ることなく
さらに上を見ている。
彼女にはどんな景色が見えているんだろう。
付いて行けば僕にも見えてくるだろうか
「あっ、え...っと、そうなのかな。」
不自然に目線を合わせてくれないで頬を掻いてる。
照れてる。
動作の一つ一つが面白くて
可愛くて
彼女と一緒に居たい
カーティス・ケラー
人生が変わる予感がした
ここも後に修正入れると思いますが、とりあえず投稿します
書いてて恥ずかしい。