#7 1-E 桜 遥花
1-E。
教室の前方にある黒いボードには、座席表が魔法で浮かび上がっていた。名前と順位が記されている。
順位は出席番号として機能しているようだが、座席は番号とは関係なくバラバラだ。
俺の席は、後ろから二番目の…あそこか。
席に座ると、隣に現れたのは…
「えっと……その、こんにちは。天竜くん?隣、だよね?」
柔らかい声で話しかけてきたのは、桃色の髪を長く伸ばした少女。
桜 遥花。総合順位121位。Eクラスでは一番成績がいいことになる。
「天竜 玲磁。気軽に呼んでいいよ」
そう返すと、遥花はふわっと目を細めた。派手さはないのに、不思議と人をほぐすような微笑みをしている。
「玲磁くん……うん、優しそうな名前だね」
いや、優しいのはそっちじゃない?ま、口には出さないけど。
「桜さんって土属性?いや、水とか光のような気もするけど。土属性が一番しっくりくる」
「え、よく分かったね…!まだ上手に使えないんだけど、土の形を変えたり、植物を生やすのは得意なの」
なるほど…。攻撃よりも、補助が得意そうな土属性。性格のイメージ通り。
植物…か。この子、なんかすごい才能ありそう。分からんけど。
登場人物紹介
●桜 遥花
【性別】女
【適性】土
【総合順位】121位
【学科】109位
【実技】132位
【髪】桃色ロング
【瞳】桃色
癒し系でおっとりした性格。学年一優しい。
1-Eでは玲磁の隣の席になった。




