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#6 閉式
「以上をもちまして、入学式を閉会いたします」
全体が立ち上がり、ざわつき始める。
俺よりも早く立ち上がった昴。
「じゃ、またどっかでな、玲磁」
「おう。なんか思ってたよりいいやつだったわ」
「お、そっちで覚えてくれるの新鮮だな。総合2位より“いいやつ”って」
昴は笑って手を振り、1-Aへ向かう通路へと消えていった。
俺はゆっくり立ち上がり、深く息を吸う。
ついに始まったな、アルテリア。中学の頃を思い出す。
あの頃は色々あって、あんま友達とか作れなかったからな…ここでは思う存分、やりたいことができそうだな。
「俺も行くか」
講堂を出るのをもたもたしていたわけではないが、特に誰と会って話すでもなく、1-Eの教室の前まではスムーズに着いた。
扉の前には、1-Eと分かるパネルのようなものが浮かんでいる。さすが魔法学校、細かいところも魔法らしい。
俺はゆっくり扉を開け、少し気だるそうな表情と共に一歩前へと進んだ。
ご愛読ありがとうございます。
次は、1-Eでのホームルームが始まります。




