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アルテリア魔法学校で最下位合格した男の話  作者: 霧雨
第一章 入学編

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#5 担任紹介

 「続いて、1年生担任紹介」


 担任の先生か。すばるに確認をする。


 「確か、1クラス30人構成で、5クラスまであるんだよな?学年全体が150人いるから」


 「ああ。AクラスからEクラスまで、総合順できっちりと振り分けられる」


 そうだよな。


 「1-A担任、式神しきがみ しょう。魔法史担当」


 あれがAクラスの担任か。優しそうではあるが…


 「なんか随分と年寄りだな。お前2位ってことはAクラスだろ?」

 

 「ああ。あの人はリュウ校長がこの学校の生徒だった頃の校長だね」


 「へえ。めっちゃ優しそうだし、当たりなんじゃね?」


 ははは、そうだな。と笑うすばる。他のクラスの担任紹介も続く。


 「1-B担任、深空みそら りょう。錬金術担当」


 うん。若くてイケメン。これは人気教師に違いない。


 「1-C担任、蓮田はすだ りつ。魔法音楽担当」


 めっちゃ情熱に溢れる女教師。暑苦しくないといいな。


 「1-D担任、八雲やくも 百合乃ゆりの。魔力基礎学担当」


 壇上であたふたしてる。こんなんでよく先生がつとまるな。かわいいけど。


 なんか、どの先生もそれぞれ個性があって、楽しそう。やっぱ俺、この学校来て正解⸻


 その時、風が吹いた。

 

 「1-E担任、如月きさらぎ 沙羅さら。属性攻撃演習担当」


 いや、絶対に吹いた。

 フロアの空気がざっと動く。


 長い黄緑色の髪、凛とした佇まい。

 何かを背負っているような、厳しさと静けさ。


 すばるが俺を見る。


 「……Eって、お前だよな?」


 「ああ」


 「下位30名が集まるクラス」


 「言うな……」


 すばるはずっと直球だよな。


 「沙羅先生のクラス、当たりだぞ」


 いや絶対厳しいでしょ。


 「俺もAクラスじゃなかったら、あの人に教わりたかったくらいだ。お前さ、150位の最下位なのに……ある意味、一番運がいいかもしれないな」


 沙羅さら先生は短く挨拶し、厳しいけどどこか優しく見守るような、そんな眼差しを新入生席へ向けた。


 一瞬だけ、俺と目が合ったような気がする。気のせいってことにしよう。


 あーあ。今年1年、大変そうだ。

登場人物紹介


式神しきがみ しょう

【性別】男

【適性】土

【担任】1-A

【担当】基礎科目・魔法史

【年齢】64

【髪色】スキンヘッド

【瞳】琥珀色

アルテリア魔法学校では最年長の教師で、リュウ校長が学生時代の校長。校内の魔法図書館の管理人でもある。

優しさと厳しさを兼ね備えた模範教師だったが、最近は子供が何をしてもかわいく見える自分に対し、もどかしく感じている。


深空みそら りょう

【性別】男

【適性】水

【担任】1-B

【担当】選択科目・錬金術

【年齢】25

【髪色】青紫

【瞳】青紫

若い男性教師。昔から錬金術が好きだったため、それを活かせる道として錬金術の教師になった。クールで少し気取った所がある残念なイケメンだが、絶妙なバランスを保っており生徒からは大人気。


蓮田はすだ りつ

【性別】女

【適性】火

【担任】1-C

【担当】選択科目・魔法音楽

【年齢】29

【髪色】マゼンタ

【瞳】赤色

情熱に溢れる元気いっぱいの教師。美的センスが極めて高い感覚派。感性の合う生徒にとってはとことん気が合う。


八雲やくも 百合乃ゆりの

【性別】女

【適性】光

【担任】1-D

【担当】基礎科目・魔力基礎学

【年齢】26

【髪色】金茶色

【瞳】琥珀色

常に慌ただしくパタパタと駆け回っている教師。生徒から親しみを込めて百合乃ゆりのちゃんと呼ばれるたびに注意するが全く響かない。

非常時にこそ真価を発揮し、圧倒的な統率力で集団をまとめる。


如月きさらぎ 沙羅さら

【性別】女

【適性】風

【担任】1-E

【担当】実践科目・属性攻撃演習

【年齢】22

【髪色】黄緑色

【瞳】緑色

厳しくも公平で理想的な教師。

イタズラ好きの玲磁にとっては天敵のような存在。

リュウ校長の元教え子。かつては彼女も「嵐の問題児」と言われ手が付けられなったが、今では生徒を正しき道へと導くことが生きがいになっている。

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